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2009年 08月 06日
蒲田事件で植草氏が逮捕された際、果たして数ヶ月後の、まさに裁判が始まる頃に『それボク』が公開されて、世間の「チカン冤罪」に対する認知が大きく広がることを予想していた人がいたでしょうか?
植草氏が、仮に「事件に遭わなければ」当時の状況としては、安倍政権の方針転換が言われている中で、植草さんも名前が上がっており、順調に行っていれば、今はむしろ『売国政治』の側として批判される立場になっていたかもしれません。 実際にも、現在のブログの人気からすれば「チカンの被告」というよりも、自公与党の政策に対する批判の代表格と考える人のほうが優勢になっているくらいです。 (とくに「かんぽの宿疑惑」などへの追及によって、事件に関心の無い層が好意的に見ている人が多くなった。) また、一連の裁判で非常に重要な『事実』が明らかになったことも、植草氏の事件・裁判が『問題がある』ことが広く知られることになりました。 それは、 >逮捕のタイミングで週刊誌に『ウソ情報』を流して、「犯人視報道」を煽った人がいる。 >その「ウソ情報」を流したのが、実は『現職の警察官』だったということを、実際に記事を書いた記者が、裁判で証言した。 仮に警察が、単なるチカンの犯人だと植草氏のことを思って捜査しているのなら、むしろ事件そのものの『立証』を補強すればいいだけなのに、(記録を把握している検察側が)「示談記録の開示」が出来ないということは、要するに『ウソ情報』を流したからなのは明らかです。 訴えられた女性セブンが「記録を教えてくれ」と言っても知らん顔をしているというのは「マズイ答え」を明らかにするよりも「うやむや」のほうがまだマシだという“不誠実”な対応は、典型的な官僚的対応をしていることも、私たち市民から見れば「ウソは、検察だろう」と感じる一因です。 でも、この「検察が答えてくれない」ということが、イコール「記録が無かった」ということを認めていることは明らかなので、当然ですが、 >「示談7回のウソ情報」を流したのは『現職の警察官』 このフライデー記者の証言が『正しい』ということになります。 このように、どうして「週刊誌に警官がウソを言わなければならなかったか?」を考えれば、裁判で志賀警官が「二転三転」しても大丈夫だと思っていた理由も分かると思います(笑) ところで、このように06年の京急蒲田駅で逮捕された植草氏にとって、それが「起きなかった」としたら、逆に今どうなっているか分からないし、本業のほうで『経済の失政の責任者』として、今の竹中平蔵氏のような立場に立たされていたかもしれません。・・・「蒲田事件」が起きずに、順調に復活していればですが。 でも、そうはならずに「電車内でチカンで逮捕」ということで、一時は『社会的に消えた』かと思われました。 でも、実際に裁判で検察が出した目撃者や、逮捕者の証言に矛盾があったり、被害者なども含めて『矛盾の取り繕い』を検察がやけにやっています。 このように裁判を追っていけばいくほど「事件そのものに疑問」が指摘されており、前回の品川事件も改めて見直してみると、警察が「防犯カメラ映像」が消されるまで待っていたなど、まるで『映像は無実の証明』だから出せなかったのかなあと疑われてしまう状況です。 ・蒲田事件は、検察の主張そのものが『矛盾でいっぱい』 ・品川事件も、改めて見直しても「より典型的な冤罪事件(志賀警官のでっちあげ)」が濃厚になっています。 つまり、植草氏が「何度もチカンをしている」というよりも、「何度もチカン事件を仕掛けられた」と私たちの多くが感じているのです。 私を含めて、今回の「蒲田事件」が起きなければ、品川で「手鏡の人」という印象が強かった植草氏が「蒲田事件の“おかげ”」で、逆に 『単なるチカン事件だとは思えない』 ということを、むしろ広く認知させる結果となり、植草氏にとって(最高裁の有罪判決も含めて)自身の「罪を犯した覚えは無い」という主張が、広く知られることに、結果的になったということです。 さらに、今年3月の「西松事件」によって、検察という組織が「現権力」に加担する組織だということで『国策捜査・逮捕』が現実にあることが、より広く一般の人の知るところとなり、それまで植草氏の話題で言われていた『国策逮捕』というのも、まんざらオーバーな話ではないということにつながっていると思います。 この3年ほどの『時代の変化』を見ると、植草氏が『強運』だということです。 ところで、強運の人がいれば『運に見放された人』というのも当然いるようで、これは『時代の流れ』に乗り遅れた人・・・例えば、 ・「解散」のタイミングを見極められなくて、ズルズルと「追い込まれた」人 ・「候補」と言うのを「総裁」が強調され、『傲慢さ』でバケの皮がはがれた某知事 「某知事」も「某首相」も、正直『勢い』とか『流れ』という、時代の空気を読めるような“人材”ではないことは、もともと明らかでした。 過去の、例えば最後の最後で「プレスリー音頭」を流されて、世界中に恥をさらした元首相の「パフォーマンス」の真似をするくらいが関の山なのでしょう。 ところが、「時代の空気」というのが読める/読めないというのは、非常に大きいのです。 私は「同じことをしても、同じ“結果”になるとは限らない」ということで、某知事が「総裁候補に!!!」と言った時、それによって「メディアジャック」をするとともに、『自民党を救うヒーロー』を演出するためだと思っていました。 (要するに、すでに何度も古賀氏とは会っているのに、あそこで「突然持ち出した」というのは、双方了解済みのお芝居でしょう。) そして、メディアが知事を「何という大胆な発想」な〜んて『煽る』ことで、国民にポジティブな印象を与えるつもりだったのです。 ところが!!!!! 偶然にも、マイケルの死という「世界的な大事件」が起こり、アテにしていた『週末の話題』を一気にさらわれてしまいました。・・・6月26日(金曜〜土曜にかけて) 与党を挙げて「トップニュース」としてマスコミを盛り上げようとしたのが『それ以上の出来事』が起きてしまった・・・ 結局「中途半端」なニュースとなり、国民が冷静に見れたことも、「地元よりも、国政」という知事の『ホンネ』が透けて見えてシラケさせることになったのでしょう。 これなどは、単なる偶然で終わらせるのではなく「勢いの有無」を判断する重要な要素です。 例えば、徳川家康なども、「勢いは秀吉に有り」と判断すれば、あっさりと従うとか、リーダーの優秀さというのは、こういう大事な場面での『判断の下し方』でも分かります。 では、現在の麻生総理はというと・・・ ご存知の通り「唯一のチャンス」であった、『発足直後』の解散を、これまた「経済危機」を口実に先延ばししたという『判断』が大きなミスだったことは明らかです。 さらに、麻生総理は「予告解散」という、これまた「無意味な行為」をやったり、「無計画」な会見時間を設定したりと、非常に『アラ』が目立ちます。・・・少なくとも「ブレーン」に、有能な人がいない(「時代の空気」を読める人がいない)のは確かです。 そして、麻生政権は、今日も“ついていない”ことが明らかになりました。 「原爆症救済合意 「安心したが素直に喜べぬ」 望み あくまで全員認定」 ttp://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/113702 これも、「小泉流パフォーマンス」としての、 「ハンセン病訴訟の控訴断念/小泉首相が政治決断」 これを意識しているのは間違いありません。 この時、テレビは小泉首相の「リーダーシップ」を過剰ともいえるくらい報じて持ち上げていました。 内容も「中途半端」というのもありますが、やはり麻生自民党が『運に見放されている』のは、ここにきて、頼みにしているテレビ・メディアが「芸能の事件」で、それどころじゃないということです。 「薬物」「不審死」「失踪」 こんな事が同時に起きれば、ワイドショーなどはそちらにかかりきりになり、せっかく「総理のリーダーシップ」を演出しようとしても、大した扱いにならない。 庶民に受けるのは「見苦しい、民主党攻撃」ではなく、「潔く撤退」のほうだと思いますョ(笑)
by mojo_on
| 2009-08-06 17:19
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