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2009年 11月 02日
今朝のニュースで、鳩山政権の支持率が10pt下がったと、一年前には当時の麻生政権を「9パーセント」という、他社を圧倒する低支持率をたたき出した『 あ の 』読売新聞が伝えていました。
まぁ「政権発足直後」から支持率が下がるのは毎度のことだし、麻生政権や森政権に至っては「支持率1ケタ」ということもありました。 でも、マスコミは「低支持率」とは言っても、彼らが「退陣しろ」などとは言いませんでした。(まぁ辞めろという「世論の声」とやらを演出して、自分たちが泥をかぶらないようにしているのでしょうが) 福田→麻生という直近の政権の支持率は、概ね20パーセント前後でした。 にも関わらず、当時マスコミが辞めろと迫ることもなかったので、鳩山民主党も同じ程度(20%前後)の支持率になっても 「国民との約束の実現」や 「正しいと信じる政策」 を淡々と実行して4年間をしっかり政治を行うことで、次回選挙の「国民の評価」に委ねることだけを考えて、政権運営を行っていくことが大事です。 (もともと政党支持率は、小沢さんから代表交代した頃が3割前後なので、それをボーダーラインにするのは良いかもしれません。) 3月の「西松事件」の頃を思い出せば分かるように、決して大手新聞の一面に出るような世論調査の『数字』だけに戸惑うようなことをしてはならないということです。 これは、毎度のパターンであり、彼らの「揺さぶり」にまんまと乗せられてしまうことになりかねないので注意が必要です。 せめて「どういう設問」で「選択肢がいくつ」とか、調査項目をきちんと分析したうえで、自身で判断するべきで「見出し」では、上記の読売(日テレ)なら「10ポイント“も”下落」と、まるで急速に支持率が低下しているかのようなニュアンスを強調しているけど、同じ数字でも「歴代の政権“と”同じような傾向」だと言い換えれば、そのニュアンスは全く違ってます。 ↑ここまでは「大手マスコミ」及び「一般論」としての話です。 ・ ・ ・ ・ ・ 以下は「各論」というか、そのマスコミの中でも「微妙に違う」という内容です。 少し冷静に見ていると分かりますが、ここ数年(具体的には小沢さんが代表になって)幾度となく民主党に危機が及んだ際、実は「小さな報道」から、逆に「ブーメラン現象」が起こりました。そして、(岡田/前原時代とは逆に)危機を乗り越えてきました。 私が「何か見えない『動き』があるのかな?」と感じたのは、実はずっと前のことで、小沢さんの代表就任からまだ1ヶ月程度しか経っていないときに大きく話題になった 『共謀罪法案の、与党による強行採決』 これを巡って、当時何度も強行採決が言われる中、与党側が「民主党案丸呑み」という『超ウルトラC』を出してきた時でした。 それまで与党は「その案」そのものを >民主党は国連条約に反する同党修正案に固執するのみ と、民主党を悪者に仕立てて、強行採決を「正当化」するムードを高めていました。(ちなみに「与党案とは大きな隔たりがあり、与党が受け入れるのは不可能」というのが当時の状況だからこそ「丸呑み」があまりに不自然すぎる印象なのです。) ところが世間的には、その「不十分な」民主党案を「丸呑み」するほどまで、与党側が焦っていたように映り「米国から、相当なプレッシャーがあるのだろう」と、当時ウワサされていました。 対する民主党のほうは、これはもう非常に分かりやすい理由で成立には反対だったようで、小沢代表が >(小泉)首相に『サミット土産』を与えるだけだ 要するに、当時の自民党政権が「国民」ではなく「米国」に媚びを売るのに手を貸す必要など無いということでしょう。 小泉政権の末期のエピソードであり小泉チルドレンをかき集めた「圧倒的な与党?」だった時代なのですが、この「共謀罪法案」は結局成立していませんし、その後我が国が「国際的に孤立」したという事実もありません。 ところで、この時、私などは「丸呑み」というボールを投げられて、民主党の対応次第では非常に難しいというか選択肢がかなり減ったと思いました。そして(マスコミのバッシングも予想できるので)またまた「支持率低下」の引き金になりかねないと危惧して推移を見ていました。 でも、そうはならなかったのは、その日のうちに「ブーメラン情報」が、自民党の側から出てきたからです。 (関連:保坂展人さんのサイト) http://blog.goo.ne.jp/hosakanobuto/e/ab54e4ab64b7f41fcc8763df3019d3d5 ーーーーー おいしい話には裏がある。さっそく、「なるほど」と思える納得情報が飛び込んできた。いったん無理に口をこじ開けて「丸飲み」をした民主党案(再修正案)を秋の臨時国会で「吐き出す」(再び与党が修正=元に戻す)という噂だ。「肉を切らせて骨を切る。メンツも何も関係ない。とにかく一回は民主党も含めて国会を通してしまうことが大事だ。その後で、条約批准が出来ないから修正したいと言う話なら民主党も強く反対出来ないだろう」と読んでいるのではないか。ドテン返しで、切られたふりして、オセロの大逆転の如く秋にやり返す。その時には、メンツを重んじる小泉総理は官邸を去っているという仕掛けだ。 ーーーーー 確か、私なども「政府か与党の首脳の発言」として「どうせ、あとでひっくり返せばいいんだから」という発言が報じられたのを見ました。そして、それを見たとき「ああ、民主党も危機を脱せるな」と思いました。 案の定、鳩山幹事長(当時)が、「そんな事では賛成することは出来ない」と態度を硬化させる『口実』として、しっかりとポイントを押さえた対応をしていたのを見て、たった2、3ヶ月前には党の壊滅と言われるほどの打撃を受けた「メール騒動」の頃とは雲泥の差。かなりスマートな対応ができるようになっていると感じました。 ところでこの「ひっくり返す」発言って、果たして偶然だったのでしょうか? 私は、この頃から“うすぼんやり”と、取材者(現場)の中に「自公政権に疑問を持っている」か「小沢シンパ」みたいな人がいて、さりげなく流すような仕組みがあってもおかしくないとは思っていました。 (あれだけ、テレビを中心とするマスコミからバッシングを受けても、政治的に生き延びてきた小沢さんのことを考えれば、同じだけ「味方」がいて当然でしょう) 小泉政権の末期から、すでに「自民党の崩壊」が始まっていたのは確かなのですが、古くから政治やマスコミにいる人たちほど「小沢憎し」という傾向があるのも、自分たちの持つ権限をフルに使っても「小沢潰し」が出来ないという意味で、相手(小沢さん)のほうが一枚も二枚も上だということが許せないからなのでしょう。 (ちなみに、私の周辺というか、庶民の間では小沢さんってけっこう評判が良いのに「どうして、この人たちは悪く言うの?」という感じがします。私が見ても、政治家なら野中広務氏、マスコミでは岩見隆夫氏、言論界では森田実氏などは、明らかに「感情」が先に出ているようです。この人たちは世代も近いので、もしかしたらむしろ「細川政権樹立」の頃の恨みでもあるのかな?) このように見ていただけに、最後の最後まで権力側が「小沢潰し」を仕掛けてくるというのは間違いないと思っていました。 今も、マスコミの上の方は民主党に与するのを「潔しとしない」と、自民党を応援している人もいるようですが、もしかしたら「政権が交代する」ことの現実を理解したくないのかもしれません。
by mojo_on
| 2009-11-02 14:40
| 政権交代
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