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2010年 11月 02日
生きていると、誰でも、どの家庭でも「あの頃は大変だった」という時期があるようです。
身近にも、子どもが荒れるとか離婚のような家庭内の問題や、働き手が亡くなったり、会社が倒産して家族が路頭に迷うなどの、経済的に危機に瀕するという話を聞かされることが最近はとくに多くなったような気がします。 さらに、植草氏や小沢さんのように、著名人で「既得権益」にとって、都合の悪い人間は、「何度も」火の粉が降り掛かったりするうえに、(アンチのように)その問題は終わったにもかかわらず、いつまでも「植草憎し」の攻撃を続ける人が無くならない。・・・むしろ、彼らが単なる「面白がり」ではなく、植草氏の「社会的な抹殺」こそが役割だと見れば、ブログなどの一連の植草氏の活動そのものが、バッシングを「続けざるを得ない理由」とも合致します。 小沢さんも、既得権益勢力が「あらゆる手段」で失脚させようと画策し続けたにも関わらず、二度も政権を(既得権益の言いなりの)自民党から奪い取った中心人物です。 追いつめられているからこそ、露骨な手段・・・・目にあまる、検察を中心とした『脱線司法』や、マスコミによるウソ情報の乱発という『脱線報道』などが目立つ理由なのではないかと思います。 家庭にしろ、個人にしろ、このような「危機」に直面することは、みんな共通しているようです。 そして、その危機を乗り越えられた時に、 >あの頃は大変だった という言葉となるのだと思います。乗り越えられたからこそ「あの頃」という表現になる。 そして、そう言えるようになった家庭は共通して、今は「良い家庭」であることも、また共通しています。 親にしろ子どもにしろ、家族みんなが「成長」している以上、メンバーは同じでも、急速に子どもが変化する「思春期」などは、全体がそれに追いつけずヒズミが形になって摩擦が起きるというようなメカニズムなのでしょう。 大切なのは、これらの問題から目を背けるのではなく、正面から「対峙する」ということなのだと思います。 問題から「逃げた」人などは、その後、離婚や家族崩壊などといった、深刻なダメージを受けるのとは対照的に、クリアできたところは、よりしあわせになっているということからも「逃げない」ということが、正しい選択なのだと思います。 今、我が国では、菅政権が「素人政治」と言われて、非常に批判されています。 私も民主党政権でありながら「庶民増税、大企業減税」のような方針を出した、現在の政権には距離を置いていますが、いずれ「党内政権交代」によって、以前の「生活者のための政治」路線に向かってくれるだろうという『希望』までは失っていません。 確かに、現在の大臣の中には、明らかに「能力不足」の人がいるのも事実です。 ・・・中国に、当初「国内法で粛々と」とタンカを切った挙げ句に、中途半端に船長を返して母国でヒーロー扱いさせたり、ヒラリー氏との会談で、自身が記者に語ったことを二度もアメリカから否定されたり、中国の対応のマズさから、結果的にロシアから「足下を見られる」きっかけを作ったり・・・ これは、すべて担当大臣の「対応のマズさ」であり、本来なら即刻大臣を更迭すべきほどの、我が国にとっては大問題なのです。 でも、現在の政権そのものが「選挙大敗」でさえも、誰も責任も取らずに続けているという「厚顔無恥」ということで、ある意味、この現状の深刻さも、実は「見えていない」からなのではないかと憂慮せずにはいられません。 まぁ、「政権交代」で外務省をはじめとする霞ヶ関全体が、ふてくされて「サボタージュ」していると言われていますが、そういう役人の「目先だけ」の行動によって、我が国全体が「沈没」しかかっていても、「ふてくされた」役人は動こうとしないということから見れば、果たして、菅政権(=政治側)だけが悪いと批判すべきなのかどうかと思います。 数年間からの世界的な不景気というよりも、我が国では20年前のバブル崩壊以降、(小泉時代の「数字のマジック」で、企業の景気が良いというのがウソだと分かっている人には理解できると思いますが)私たち庶民にとって、景気はずっと悪く、さらに民間の平均所得が「600万→400万」と言われるように、明らかに生活も苦しくなっています。 にも関わらず、健康保険料や年金、さらに新しく「介護保険料」や、本来なら社会が守るべき『高齢者』や『障害者』からも、お金を取ろうという制度に変えたのが「小泉カイカク」の実態なのです。 このように、所得も下がったうえに「税金以外」で国民からさらに搾り取るような制度にしたのが『自公政権』であり、それを政権交代で「国民のため」の路線に軌道修正しようとしたら、途端に検察が鳩山さんや小沢さんを狙い撃ちにし、それをマスコミが狂ったように悪人視報道をして、鳩山政権を潰そうとする。 その結果「党内政権交代」によって生まれた「増税路線」の菅総理に、不思議とマスコミは肩入れし、先日の代表選挙では、小沢さんの支持がいかにも少ないかのような誘導まで行って、必死に「菅政権擁護」の旗ふり役を行っていたのも記憶に新しいでしょう。・・・マスコミが「サポーター票」を意識していたのは、世論調査の数字(実感との違い)などを見ても分かると思います。 まぁ、マスコミや霞ヶ関などの『既得権益勢力』が、自民党時代に戻ってほしいという期待を持つのは勝手なのですが、一つだけ朗報なのは >自民党政権に戻ってほしくない >こうしたのは、アンタたちだろう テレビで野党自民党の議員が政府を批判するシーンを見て、このように感じる人が、今も圧倒的に多いということです。 少なくとも、私の周囲では「自民党にふたたび」と考える人は、ほとんど存在しないことからも、もう「自民党と社会党」と言われた時代はとっくに終わり、社会党に続いて、自民党も「古い政党」として、今後は20人程度の議員くらいで細々とやっていくことになるのでしょう(笑) すでに「タレント」と「世襲」と「スポーツ関係」を除いたら、ほとんどいなくなっちゃいますが。 最後に、私たちは今の混乱をどうとらえれば良いのでしょうか? 私たちの家庭と同様、今の混乱も「必要なこと」なのだと前向きに捉え、これを「乗り越える」ためにどうするかが大事なのです。 幸い、政権交代からのたった一年間でも、これまで見えなかったことが見えてきました。 ・検察が「証拠の捏造」や「自白の強要」をやって、事件をでっち上げる ・マスコミは、平気でウソを報道する ・官僚は、自分たちが気に入らないと、国が危機になっても「職場放棄」する このような従来からの権力を信じず「市民どうしの連帯」を大事にすべきだと思います。 ちなみに、小泉政権のイラクへの自衛隊派遣の頃から、大手マスコミの世論調査の数字が「既得権益」に都合の良いように操作されていたのだと思います。 (小泉以降、昔から言われていた「プラマイ10」のルールを逸脱しはじめたように、私には映っています。) 7月の参議院選挙では、菅民主党は大敗しました。 これは、「政治とカネ」ではなく、菅総理自身が「争点化」した消費税増税に対して国民がノーという意思表示をしたことは明らかです。 本来なら、選挙で負けたことに対する「ケジメ」が必要であるにも関わらず、何もアクションを取らず、さらにそれをマスコミもあまり批判しなかったことで「責任を取らない」ことが問題視されなくなった。 つまり、今回の「領土問題」でも、中国のみならずロシアからも足下を見られるような事態になってしまったのも、菅政権を(増税政権だから)続いてほしいとマスコミが批判せずに「甘やかした」結果なのだと思います。 このように「増税」の実現できそうな政権だから続いてほしいという、自分たちの思惑によって、国そのものが危機に瀕していることに目をつぶっている。 家族で言えば、下の子どもが思春期で難しい時期に、お兄ちゃんは「自分のことで忙しいから」と、まるで他人事のようにしているような状況かもしれません。(←この場合、役人やマスコミが「お兄ちゃん」ということになるのですが、まぁ、彼らはこれまでずっと、ウソ言ったり足を引っ張ってきた「諸悪の元凶」なので、そもそも比喩として使うには無理がありますが。) 家族全体のことよりも、「自分の損得」だけで物事を見ている人たちに、私たち市民は、あまり期待しないほうが良いと思います。 しかし、今、混乱しているのは「必要なこと」なのだと前向きにとらえて、それを応援していくくらいの気持ちで「素人政治」を見守っていく覚悟が求められているのだと思います。 場合によっては「叱る」ことが必要になる場面もあるでしょう。7月の選挙などは、そういう意味合いで見れば決して無駄ではありません。彼らが政権運営で苦しむというのも「成長」のためは良い経験となるでしょう。 このように、私たちには、私たちが選択した「政権交代」を育てていくという義務があります。 現在の政権が「庶民増税、大企業減税」にシフトしているなら、それを批判するのも(生活者としては)当然です。 むしろ、テレビのインタビューに登場する >「子ども手当」は有り難いけど、「財源」はどうするの? このような、役所だけが喜ぶようなセリフは、(「ヤラセ問題」が発覚しているテレビなので)たぶん少数派なのだと思います。 私たち市民は「庶民の損は、役所の利益」という基本の構図を頭に置いて、直面する問題に照らし合わせれば、正しい「真実」が見えてくるし、どうするのがベストなのかの判断もしやすいと思います。 「世論操作」には乗せられないように、くれぐれも注意しなければならないのです。 いくら政権が変わったからと言っても、従来の官僚機構をはじめマスコミも他の既得権益組織も、何一つ変わっていないのが現状なのです。 さらに、彼らは「変わること」に対して、私たち一般市民よりも恐怖感と危機感を持ち、本当の改革を潰そうと必死なのです。 客観的に見れば、このような構図なのです。 「混乱」しないほうがおかしいくらいです。 この混乱は「乗り越えなければならない」のであって、逃げてはダメだということです。 もしも、今のこの混乱状況を「乗り越える」ことができたら、私たち日本国民のみんなが、 「あの頃は大変だったね・・・」 と、『笑顔で』語り合える時が来るのではないでしょうか?
by mojo_on
| 2010-11-02 08:35
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