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2010年 12月 18日
昨年、鳩山政権の頃、あれだけ「ウソ」「捏造」の記事をタレ流した我が国の大手マスコミ。
これは、霞ヶ関の官僚の意向に沿って、事実や当事者の発言を意図的に歪めたりして、あらゆるニュースに「細工」を加えて、民主党政権にネガティブな「味付け」をしていました。 具体例を挙げれば、ちょうど昨年の今頃は、例の藤崎駐米大使のアメリカから「呼びだされた」発言がチョットした騒ぎになりました。 この時、当のアメリカ政府が >大使を呼んだ事実はない。 >大使は「立ち寄った」だけ。 このように、わざわざ国務省が正式に「訂正」までしました。 この時、我が国の大手マスコミは、藤崎大使の「呼び出された」という部分を強調するばかりで、アメリカの「否定」は一切報じませんでした。・・・私たちは、ネットの情報でマスコミのニュースとは違う「事実」を知るしかなかったということで、テレビと新聞しか見ていない人は、 「大使が呼び出された」=アメリカが怒っている このようなイメージを持ったままだったでしょう。 政権交代して、官僚は仕事をサボタージュし、マスコミはその官僚の「拡声器」として国民を欺き続ける・・・こういう構図が明らかになってきました。 今、小沢さんへの異様なバッシングとともに、菅政権に対しても、麻生政権時代を思い出させるような「ネガティブ報道」が繰り返され、国民を「あきれ返らせる」方向に『世論誘導』が行われています。 私たちは、このことによって「誰がトクをするのか?」を冷静に見ていく必要があるでしょう。 確かに、「庶民増税/大企業減税」とか、選挙で「連戦連敗」なのに誰も責任を取らない現在の菅政権が、一刻も早く「政治主導」によって、社会を改善していくには、あまりにも頼りないのは明らかです。 でも、だからといって、事実が、大手マスコミの「報じる通り」かどうかというのはまた別です。 よく「民主党の誰それが」とか「小沢氏に近い議員が」などと、どうも胡散臭い情報源とともに、相互不信を煽るような記事が目につきます。 そもそも、鳩山政権の頃「捏造記事」を乱発した我が国の大手マスコミが、果たして菅政権になったからといって、「正直者」になるものでしょうか(笑) 要するに、今、報じられている記事も、基本的に自分たちに都合の良い形に「捏造」したものだと考えるべきでしょう。 ただ、残念ながら彼ら(大手マスコミ)は、私たち一般市民に対してというよりも、「民主党の人間」をメインのターゲットにしているようです。 どういうことか? つまり、熱心に「新聞を読む人」ほど、結果的に「騙されてしまう」ということです。 私たちのように、例えばネットをいろいろ見て回る人間や、小沢さんのように「マスコミの弊害」を身をもって体験している人間とは違って、優等生的に生きてきたり、または、小沢さんの力によって「棚ぼた」で良い地位についたような人は、むしろネットよりも「新聞」や「大手マスコミ」にステイタスを感じる。ある意味「権威主義」的な体質を持ちがちでしょう。 商売で「叩き上げ」の人間と、二世とでは『人間観』が全く違うのと同じようなもので、二世は、“お坊ちゃん”なだけに、騙されやすい。 (ちなみに詐欺師は、自営業者をターゲットから外すというような話も聞いたことがあります。) 要するに、マスコミの今の狙いは、ズバリ「民主党の分裂」を誘導することだと思います。 小沢さんは、代表選挙の頃から「離党はしない」とか「民主党政権を成功させなければ」と口にされています。 これは、逆に言えば(=政権交代を潰したい勢力側から見れば)小沢さんというよりも、民主党そのものに亀裂を入れることによって、「政治の意思」で物事が進むような状態を阻止したいということに他ならないでしょう。 つまり「小沢氏が、岡田幹事長を弱虫と言った」だの、政権側が「小沢を離党させる」と言っているだとか、双方のグループに疑心暗鬼を生ませるような『記事』を書き、それを(今だに)新聞をきちんと読むような“マジメ”な政治家が「どう感じるか」を計算したうえで、相互不信に誘導するようなニュースを次々と垂れ流しているのです。 つまり、現在、大手マスコミは「世論操作」ではなく「与党議員操作」のために、怪しげなニュースを出しているということだと考えて良いでしょう。 まぁ、「小沢派」と「菅・仙谷派」と、民主党が二つの勢力に分かれるのは、例えば過去の自民党時代でも派閥の闘いが、逆に組織の活性化を生み出す原動力になるし、「党内抗争」は、与党であれば小泉時代の「郵政騒動」のように野党の出る幕が無くなるという意味でも、自民党などがますます影が薄くなるというメリットもあるので、私などは全然否定的にはとらえていません。 そもそも、過去の代表選挙でも、ほとんどが一対一で票数もそこそこ拮抗している事も多かったのだから、今回の「小沢 vs 菅」が民主党の分裂に、そのままつながるようなケースではなかったでしょう。 大切なのは、小沢さんのおっしゃるように >何とか「民主党政権」を成功させたい ということだと思います。 昨年の総選挙で、私たちが実現させた「政権交代」を『成功』させるとはどういうことか? それは、少なくとも民主党を「分裂させる」ことでは無いことだけは間違いありません。 あれだけ、創作と言ってもよい「捏造報道」を繰り返した我が国の「大手マスコミ」 今の「民主党のゴタゴタ」に関してだけ、彼らマスコミが事実を「正確に」伝えているとはとても考えられません。 つまり、今「あっちがこう言った」とか「そっちがその気なら」のようなニュースは、マスコミの創作であり、これも「政権交代」を潰したいという目的のために、国民の批判にも、また仲間(検察・司法)の捏造がバレても、それにもめげずに、今日もせっせと「捏造記事」を伝えているのでしょう。 もしかしたら、郵政選挙時代に竹中平蔵氏の言った『B層』に当てはまるのは、今なら、現与党で「新聞記事」に影響されてしまうような議員さんということになるのかもしれません。 (少なくとも、一般の国民の多くが「政治とカネ」よりも「国民生活」が大事だと考えているのに、いまだに小沢さんに「説明責任」と言うような人たちこそ、完全にマスコミに踊らされて現実が見えていないことを証明しています。つまり、おのれの「見識の無さ」を晒しているだけ。) 私たち国民は、「政権批判」や「政策批判」はどんどん口にするのは良いことだと思います。それによって、政治が健全な方向に向かうでしょう。 でも、下衆なマスコミの記事に「踊らされ」て、無用な仲間内のいがみ合いをするのは慎むべきだと思います。
by mojo_on
| 2010-12-18 18:55
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