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2011年 04月 28日
私は、昨年の就任以来のピント外れな「菅政権」には、最初の「増税路線」で選挙に大敗して以来、ほとんどの政策について「なんか違う」と思っていますが、唯一評価していた、
「復興財源の国債発行と、日銀引き受け」 「この方針は、賛成だなぁ」と思っていたら、案の定(笑)財務省に洗脳されちゃったのか、あっさり否定的な方向になっちゃいました。 企業でも個人でも、一時的に赤字になってでも「投資」したほうが良いケースが出てきます。 この時を「見誤る」と、企業なら倒産、家庭でも借金地獄で家族離散などという不幸につながりかねません。 今回、「災害復興」への借金というのは、例えば、中国がここ数年驚異的な発展をしてきたのは、「国土への投資」を行える余地が十分にあるからです。 我が国でも高度成長と呼ばれた時代には、それこそ「列島改造」というか、国内の開発に投資することが、その後の財産となるし、経済も良いほうに回るからという理屈です。 どうもテレビなどの大手メディアは「禁じ手」だと吹聴して私たちにネガティブな印象を与えていますが、私も変だなぁという気がしていました。 この「日銀引受」については、もと大蔵省出身の高橋洋一氏によれば、「毎年やっている」ことだということで、どうして財務省が嫌がるのかは、多分、世間を「増税ムード」にするためには邪魔だというような、よこしまな動機からだと思います。 「知られざる日銀の国債引受 課長の一存で額決まる実態 30兆円ならいますぐできる」 ttp://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20110426/plt1104261554002-n1.htm ーーーーー 私はかつて大蔵省時代に国債発行を担当して毎年行われていた日銀引受もやったことがある。数字は今年度のもので説明しよう。 国債発行額は44兆円といわれるが、これは新規債の数字だ。このほかに借換債110兆円、財投債14兆円の計約170兆円が発行される。新規債、借換債、財投債といっても、マーケットでは同じ条件でそれらの区別はない。 新規債の数字は主計局、借換債は理財局、財投債も理財局からくる。それら170兆円を、銀行などから希望を聞いて、銀行などの市中消化152兆円、日銀引受12兆円と割り振る。銀行は資産運用手段として国債は欠かせないが、あまり多すぎては困るという立場。だから、170兆円から銀行希望の152兆円を引いた残差で、基本的には日銀引受額が決まる。 ーーーーー やっぱり、メディアが不勉強というよりも、役所と一緒になって「原発安全キャンペーン」とか「恫喝停電」と同じだと考えたほうが自然でしょう。 なんか、選挙でずっと負け続けても「知らん顔」している人たち、これに国民が愛想を尽かしていることにも目をつぶり、もしかしたら本気で菅総理は「任期満了」をするつもりなのかもしれません。 私は、小沢さんに「一度、やらせてみればいい」という考えで、良くも悪くもメッキがあるならば剝げると、むしろ冷めた見方からも、擁護・批判どちらにとっても良いだろうと考えますが、むしろ小沢さん批判派のほうが「影に怯えている」ような気がします。 周囲などは、今回の震災への対応で「菅さんじゃなく、小沢さんが総理になっていたほうが良かったのかなぁ」という声を良く聞きます。これは、私以上に「小沢待望」の気持ちが高まっている証拠だと思います。 ただ、菅総理が「辞めたく無い」というのなら、その結果に全責任を負うのであれば「そうすれば」と、個人的には信じられないけど、そういうのも仕方ないのかなあと思っています。 (選挙結果の反省が無いことからも、菅総理が「結果責任」に対して、露骨に知らん顔している姿には、きっと悪い結果に責任を取らないだろうなぁということが予想されることも、私が「見放した」理由です。) まぁ、岡田幹事長の「地方選挙だから関係無い」に至っては、もともと幹事長などは重責過ぎるということでしょう。 でも、悪いことばかりではありません。 (総理が辞めずに)民主党政権で、予算をこれから何度か通すということは、自民党にとっては死活問題です。 さすがに、権限の無い「野党、自民党」には、今回明らかになったような、東電からの「企業献金」など、従来から続いた既得権益からの資金提供も先細りになり、菅民主党が泥舟なら、その“あおり”を自民党が最も食うことになり、従来からの政党というのは社会党と同じになっていくでしょう。 さらに、今回の原発事故で私が最も残念に思ったことなのですが、社民党や共産党が、「事故対応への批判」はしても「原発全面廃止」は言わない(聞こえてこない)ということです。 自民党は既得権益勢力と「癒着」していた以上、今回の「人災」についてのA級戦犯なのは間違いありませんが、共産党や社民党も、実は「補完勢力」だったのだなぁと感じました。 現在の菅政権は、財務省や経産省の言いなりで「増税路線」は間違いありません。 ただ、忘れてはならないのは、震災直後に谷垣自民党総裁が、いち早く「復興増税」を主張していたことです。 つまり、彼らは「金はある」ことを隠し、霞ヶ関と一緒になって、既得権益を温存して、庶民から搾り取る輩だということだけは間違いありません。 「震災復興」も「政界再編」も、小沢さんや鳩山さんを中心に行われるのが、我が国にとって最もベストな選択だと思います。 (私の思いとは違って、もしも「既得権益勢力」の思う通りになったとしても) 現在、菅総理周辺で「回している」と言われている人たちは、今後「日本の復興」という、終戦に続く我が国の「大事業」には加われないことは間違いないと思います。
by mojo_on
| 2011-04-28 11:09
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