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2007年 03月 23日
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★★ 追記に、速記録の一部を転載しました ★★ 次回の公判の際に、証拠採用されるかどうか、再現DVDの話題が出ています。 今のところ「被害女性の証言」は、公判の資料としては、公開されていませんので、「2回公判、メールの証人」しか、当時の様子を示すものがありません。 関係する部分を全文(そのまま)引用しましたので、参考資料にしてください。尚、当初「弁護側の反対尋問」だけが公開されましたので、そちらしかご存知ない方もいらっしゃるかもしれないので、その後に公開された「検察官による尋問」も載せました。 どちらも、比較しながら見ていただければと思います。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー わざとかどうか分からないのですが、悪意を持っている人が、私の言動について「マスコミの言う事はアテにならない」と言いながら、都合の良いところを引用している。 のような意見を見かけました。 まぁ、よく思わない目で見れば、ことさら悪く言いたい気持ちは分からないでもないけど、(言葉尻をとって)分かっていながら、何だかんだと批判のための批判に持って行く態度は、あまり美しくないので、控えた方がよろしいのでは・・・と、まず「ある方」にクギを刺しておきます。 報道なら「時間が経って事実関係の矛盾」が出てくる。また「報道と警察(検察)の発表が食い違う」とか。報道でことさら“強調”されていた事が「いざ裁判になると、争点にならなかったり」(今回で言えば「私は、そう思った」という程度の証拠しか出てこない。)・・・こういう矛盾は、 >矛盾は無くて当たり前、起きる時は何か『意図的』なものを感じる 当然でしょう。口コミじゃないんですから。 事実(知り得た範囲で)を伝えているというのだから、もしもハッキリしない場合は、その旨を明記するか、もしくは「まだ、公表しない」というのが正解だと思います。 事実関係が変わることの、唯一考えられる要素として『情報が混乱して』というヤツがありますが、さすがに程度問題で、さも言ったようなセリフが出て、それが後に違ってくるというのは混乱じゃなく、「混乱に乗じて、ウソを(誰かが)流した」が正解です。 私はこのような理由で、時間とともに起きてくる矛盾は、問題がある、またはもう少しそのあたりの事情の説明が必要なのではないか? という意味で「言いっぱなしに、しないでほしい」と思います。擁護している人間が納得が行かない部分には、説明か補足をしてほしいという意味でもあります。 せめて、初期報道で伝えた事が、後に事実が違っていたことが判明した場合、その次の機会(たとえば、初公判の報道の時などでもいいので、「調べが進み、コレコレの部分が違っていた」と、断りを入れていただければいいだけなのですが。 『有罪』と思いながら、記事や文章を書くのは自由 問題なのは、『有罪と決め付けて』事実の一部だけを見る事 ◎騒いだのはダレ? 植草さんの起訴の頃の報道を見ると、例えば(日刊スポーツ)の記事 10月5日 http://www.nikkansports.com/general/p-gn-tp0-20061005-99497.html この記事を見ても、やはり違和感を感じます。 >また当時の状況について「女性が声を上げて、男性が騒いだのは覚えている」 と、あります。 これは、起訴された時の報道のうち、「植草さんが、そう“供述”している」という事で、植草さんが事件当時に自分のそばで起きた出来事を、 「女性がやめてくれと言った」 ↓ 「何か、騒ぎがおこった」 ↓ 「痴漢騒ぎに、関わりたくない」 ↓ 「背後を、取り押さえられた」 のように、主張している。これは公判が始まっても「自分の、前方斜め1〜1.5mのところ」で起きた騒ぎだとおっしゃっています。 以前から私は、「やめてください」「子どもの見ている前で、恥ずかしくないのですか!」発言のあと、ワンクッションがあって、(その騒ぎで)植草さんが、居眠りから覚めたんじゃないかなぁ、という思いがあり、当時の報道などを見直してみました。すると、上記の記事が目に止まりました。 >女性が声を上げて、男性が騒いだ 公判になってから、出てきた情報では、「男性が騒いだ」ような部分がなく、すぐに取り押さえられているように記憶しています。 ◎2回公判の「目撃証言」によると 速記録のこの部分を見直すと、「やめてください」などの、一連の発言のあと女性が(右回りに)振り返ったあたりのやりとりを、 ーーーーーーーーーー<「速記録」引用ここから>ーーーーーーーーーーーーーー 【検察側とのやりとり】 ←つまり、起訴状に沿った内容でしょう。 ○証人 女子高生の方からおじさんに対して抗議をするという形になりました。 ○小出検察官 具体的には、その女子高生はどういう言動をとったということになりますか。 ○証人 後ろに振り返って、最初の第一声はよく覚えていませんが、「何やっているんですか、子供の前で恥ずかしくないんですか」といったことをいっていました。 ○小出検察官 そのほかに、女子高生がそのときにいっていたことで覚えていることはありますか。 ○証人 その後続けて「次でおりてください」というようなことをいっていました。 ○小出検察官 そういうことをいっているときの女子高生の声はどんな感じでしたか。 ○証人 はっきりと毅然とした声でした。 ○小出検察官 女子高生がそういう抗議をしているときに、ずっと毅然としたはっきりした声でいっていましたか。 ○証人 最後の方は涙まじりでした。 ○小出検察官 いい終わった後はどうでしたか。 ○証人 泣き出してしまいました。 ○小出検察官 一方、おじさんの方は、女子高生から抗議を受けてどうしたのですか。 ○証人 女子高生が振り向いた直後、後ろの方に下がって、乗車したドアとは反対のドアの方を向きました。 ○小出検察官 まず女子高生が振り返ったあたりで、おじさんの左手はどうなったんですか。 ○証人 女子高生から離れました。 ○小出検察官 それはそのあたりで痴漢行為自体は終わったと、そういうことになるわけですか。 ○証人 はい、そうです。 ○小出検察官 それからおじさんは、後ろに下がったり、あるいはドアの方に向いたりしたと、そういうことになるのですか。 ○証人 はい、そうです。 ○小出検察官 そのほかに、おじさんのそのころの言動で何か覚えていることはありますか。 ○証人 右手だか左だか忘れましたが、顔の前に上げて、女子高生と距離をはかるような動きをしました。 ○小出検察官 そのほか、おじさんの動きで、あるいは言動で覚えていることはありますか。 ○証人 女子高生のいっている言葉に対してうなずくようなしぐさをしていました。 ○小出検察官 女子高生に対しておじさんが何かいうといった場面はありましたか。 ○証人 「わかったから」というようなことをいっていたと思います。 ○小出検察官 それは女子高生が抗議をしているころの話ですか。 ○証人 そうです。 ○小出検察官 女子高生は抗議をして声を発した後、泣き出してしまったと、そういうことでしたね。 ○証人 はい、そうです。 ○小出検察官 それはどういう感じで、どちらの方を向いて、どんな感じで泣き出してしまったのですか。 ○証人 抗議をしている場所で泣き出しました。 ○小出検察官 泣き出した体勢というか、それはどんな感じだったのですか。顔を上げたまま涙をぼろぼろ流すとか、そういう感じですか。それともうつむいたり、顔を押さえたりとか、そのあたりはどうですか。 ○証人 うつむいて顔を押さえていたと思います。 ○小出検察官 女子高生が顔を押さえて泣き始めてからのおじさんの言動で何か覚えていることはありますか。 ○証人 余り記憶にありません。 ○小出検察官 余り記憶にないですか。 ○証人 はい。 ○小出検察官 泣き出してしまった女子高生の方におじさんが近寄っていったとかということはありませんでしたか。 ○証人 女子高生が泣き出した位置から少し戻って、後ろの方に向いたときに、おじさんの方が近寄って、何か話しかけようとしたしぐさ、動きはありました。 ○小出検察官 おじさんは女子高生に対して、自分は何もしてないんだとか、人違いだとか、そういうことはいっていませんでしたか。 ○証人 そういった話の内容については聞き取れませんでした。 ○小出検察官 その後おじさんや女子高生はどうなったんですか。 ○証人 車両の前方の方から私服の男性があらわれて、女子高生に話しかけました。 ○小出検察官 今、私服というふうにおっしゃったのですが、要はスーツとかそういうものではないということですか。 ○証人 はい、そうです。 ○小出検察官 スーツではない服装をしたということになりますか。 ○証人 はい、そうです。 ○小出検察官 その男性が女子高生に近づいて、それからどうなったんですか。 ○証人 女子高生と幾つか言葉を交わしていました。 ○小出検察官 その話の内容というのはわかりますか。 ○証人 いえ、わかりません。 ○小出検察官 女子高生はその男性に対してどういう態度をとっていましたか。 ○証人 話している中でうなずいているようなしぐさは見えました。 ○小出検察官 それから、どうなりましたか。 ○証人 話しかけた男性がおじさんのネクタイをつかみました。 ○小出検察官 その男性乗客はおじさんに何かいいましたか。 ○証人 「逃げるな」みたいなことをいったように思います。 ○小出検察官 「次の駅でおりるように」というようなことはいっていませんでしたか。 ○証人 そういった内容もありました。 ○小出検察官 それに対して、おじさんの方は、その男性乗客に対して何かいっていましたか。 ○証人 「逃げないから」というようなことをいっていました。 ○小出検察官 おじさんは、その男性乗客に対して、自分は何にもしてないんだとか、人違いなんだとか、そういうことはいっていませんでしたか。 ○証人 そういった内容については聞こえませんでした。 ○小出検察官 少なくともあなたが聞いている範囲では、そういうことは聞こえなかった、そういうことですか。 ○証人 はい、そうです。 ○小出検察官 あなた自身は、そのとき女子高生に声をかけたり、おじさんに声をかけたり、あるいはおじさんのネクタイをつかんだ男性乗客に声をかけたり、そういうことはしなかったのですか。 ○証人 はい、しませんでした。 ○小出検察官 なぜしなかったのですか。 ○証人 女子高生の方から注意したということで、現場を見ていながら何もできなかった自分が、体裁が悪いと感じました。また、男性が助けに入ったことで、もう大丈夫かなといった感じにはなりました。 ○小出検察官 おじさんの態度についてはどうでしたか。 ○証人 自分の感覚では、したことを認めているようなイメージは受けました。 ○小出検察官 それもあって大丈夫なんじゃないかと思った、そういうことになるのですか。 ○証人 はい、そうです。 ○小出検察官 ただ、あなたとしては、そのとき、場合によっては痴漢行為の目撃者としてみずから名乗り出てやろうということも考えていたのですか。 ○証人 そういう考えはありました。 ○小出検察官 例えばどういうことを考えたのですか。 ○証人 痴漢したことに対して否定をした場合です。 ○小出検察官 それはそのおじさんが、自分はやっていないんだとかっていい出したらということですか。 ○証人 はい、そうです。 ○小出検察官 いい出したらどうしようと思っていたのですか。 ○証人 やはり自分は見ていたということで名乗り出ようとは考えました。 ○小出検察官 ただ、実際には、そういう場面というのは現実には起こらなかったと、そういうことになるわけですね。 ○証人 はい、そうです。 ○小出検察官 その後、電車は品川駅を出てから10分ぐらいで京急蒲田駅に到着しましたね。 ○証人 はい、そうです。 ○小出検察官 電車が京急蒲田駅に到着した後、女子高生やおじさん、あるいはおじさんのネクタイをつかんだ男性乗客、この人たちはどうなったんですか。 ○証人 京急蒲田駅でおりていきました。 ○小出検察官 痴漢行為を働いていたおじさんは、どういうふうにして電車からおりていきましたか。 ○証人 ネクタイをつかまれたままおりていきました。 ○小出検察官 当然そのネクタイをつかんでいた男性乗客も、そこで一緒に電車からおりていった、そういうことになるわけですね。 ○証人 はい、そうです。 ○小出検察官 女子高生はどういうふうに電車をおりていったか覚えていますか。 ○証人 それは覚えていません。 ○小出検察官 ただ、京急蒲田駅で女子高生がおりたことは間違いないですか。 ○証人 はい。 ○小出検察官 それはどうしてわかるのですか。 ○証人 その後の車内に女子高生がいなかったからです。 ○小出検察官 あなた自身は、京急蒲田駅で電車をおりたりはせずに、そのまま電車に乗っていたのですか。 ○証人 はい、そうです。 ○小出検察官 おじさんやそのネクタイをつかんでいた男性乗客、その人たちは、電車をおりてからどうなったかということは、電車の中からある程度見えましたか。 ○証人 はい、見えました。 ○小出検察官 あなたが見た限りで結構なんだけれども、どういうことがありましたか。 ○証人 電車をおりた直後のホームで、おじさんが逃げるようなそぶりをした形になりました。 ○小出検察官 具体的にいうと、ネクタイをつかんでいた男性乗客はどちらの方へ行こうとしたのですか。 ○証人 電車の進行方向と同じ方向に移動していました。 ○小出検察官 それに対しておじさんの方はどうしようとしたのですか。 ○証人 体勢がその反対方向に崩れているような感じでした。 ○小出検察官 男性乗客はおじさんに何かいうような場面はありましたか。 ○証人 「逃げるな」というようなことをいっていました。 ○小出検察官 そのあたりまでは見ていたと、そういうことになるわけですか。 ○証人 はい、そうです。 ○小出検察官 その後、電車は京急蒲田駅を出たのですね。 ○証人 はい、そうです。 ○小出検察官 そしてあなたは、その電車にそのまま乗って、金沢文庫駅まで帰ったと、そういうことになるわけですね。 ○証人 はい、そうです。 ー ー ー ー ー ー ー ー 【弁護側の、尋問】 ○証人 詳しくは記憶していませんが、右回りだったと思います。 ○弁護人2 右回りというと、自分の右手の方を振り向くような感じ。 ○証人 はい。 ○弁護人2 振り向いたと記憶していると。 ○証人 はい。 ○弁護人2 それから、被害者とあなたは、その女性が声を上げる前に目が合ったということをいわれていますけれども、被害者は、あえてあなたの方に顔を向けていたということなんですか。 ○証人 そういうふうに見えました。 ○弁護人2 今までの話だと、大体あなたの真っ正面ぐらいに真横を向いていた。 ○証人 はい。 ○弁護人2 そうすると、顔を真横に向けるような形で見ていたということですか。 ○証人 はい。 ○弁護人2 それから、被害者が声を上げて振り向いたとき、男性はどういう様子だったか。先ほどは1~2歩下がったというようなことをいわれたのですけれども、何か気づいた様子はありましたか。 ○証人 自分の印象としては、無関係を装うというような印象を受けました。 ○弁護人2 そういうときは特に表情に変化はなかったんですか。 ○証人 その瞬間の表情までは覚えていません。 ○弁護人2 無関係を装うというのは、要はその女性に対して何か対応するという感じではなかったということですか。 ○証人 はい。 ○弁護人2 あなたの記憶だと1~2歩下がった後、後ろを向いたんですか、反対側のドア。 ○証人 反対側のドアの方を向いたような気がします。 ○弁護人2 あなたの方で先ほどいわれた、その女性に何か「わかったから」というようなことをいったというのはいつの段階ですか。 ○証人 そういった行動があったこと自体は覚えていますが、それがどの時間帯的に、行動の前後としてどのあたりだったかというのは、余りよく覚えていません。 ○弁護人2 あなたの印象だと、1~2歩下がったと。それで無関係を装ったように見えたと。 ○証人 はい。 ○弁護人2 それで後ろを向いてつり革をつかんだということなんですか。 ○証人 つり革をつかんだとはいってないです。 ○弁護人2 後ろを向いたと。 ○証人 はい。 ○弁護人2 そうすると、その女性が、先ほどいわれた「何をやっているんですか。子供の前で恥ずかしくないんですか」、あるいは「次でおりてください」というようなことに対して、「わかったから」といってなだめる様子ではなかったと。 ○証人 そのあたりは詳しく記憶していません。 ○弁護人2 そのなだめる様子と無関係を装うというのは、ちょっとうまく頭の中で整理できないのですが、声を上げられた後、1~2歩下がって、反対側のドアを向いたという中に、それは入ってくるんですか、その「わかったから」という行動は。 ○証人 無関係を装っていて、いわれて、女子高生の方から何かいわれているうちに、無関係を装えなくなったということだったと思います。 ○弁護人2 それから、「わかったから」という声は、どのくらいの大きさでいっていたのですか。あなたのところにも聞こえるぐらいですか。 ○証人 「わかったから」といったような感じであって、一言一句「わかったから」だったかどうかは定かではありません。 ○弁護人2 先ほど被害者とされる女性に前の方から人が近づいてきて何かいったというようなことがありましたよね。 ○証人 はい。 ○弁護人2 そのときは、もう何をいっているのか、全然あなたに聞こえなかったわけですか。 ○証人 それはだれのことを指しているのですか。 ○弁護人2 要は、最終的に被告人のネクタイをつかんだと。これは前の方から来て被害者の女性に何か話しかけた。そのときには、その人が何を話しているかというのは聞こえなかったと。 ○証人 はい。 ○弁護人2 女子高生の位置は、あなたの話だと、位置は変わってないんですか。 ○証人 多少変わっています。 ーーーーーーーーーーーここまでーーーーーーーーーーーー 「無関係を装った」あと、すぐに前方から取り押さえる人物が登場します。 これを、どう判断するか。 >証人 話しかけた男性がおじさんのネクタイをつかみました。 >小出検察官 その男性乗客はおじさんに何かいいましたか。 >証人 「逃げるな」みたいなことをいったように思います。 >小出検察官 「次の駅でおりるように」というようなことはいっていませんでしたか。 >証人 そういった内容もありました。 上記の引用を総合すると、騒いだ男性というのは取り押さえた人物が、ネクタイをつかみながら「逃げるな」と言ったようですね。電車の中で・・・ (とりあえず、ここまで) ←別の取り上げたい話題もあるので、どっちが先か分からないですが。
by mojo_on
| 2007-03-23 07:07
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