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2008年 02月 09日
事件直後に、マスコミを利用した洪水のような「犯人視報道」があり、その後ピタッと情報が止まる・・・
事件の情報を持っているのは捜査している側なので、どうしても「一方的な内容」にならざるを得ない。 最近の「当局のリーク」の典型的なパターンですが、世間に「犯人に間違いない」というイメージを植え付けるには効果的です。結果、裁判そのものも検察側に有利に進む。 (最近のワイドショーの取り上げ方は、被害者の遺族などの『怒り』の面ばかりを強調する作りになっており、どうも検察や警察に「利用されている」ように映るのが少々残念です。) 犯罪を犯した者が罪を償うのは当然です。 ただし、捜査側の思い込みによる「えん罪」の可能性が考えられる場合は、私たちもですが、報道する場合は慎重に事実関係を精査した上で判断をしていただかないと、元の犯罪に加えて「無実の人間に対する人権侵害」と「本当の犯人を見逃す」ことに、間接的に関与する事になってしまうのです。 ◎植草さんの事件の疑問 応援ブログでもコメントしたのですが、植草さんの事件では「えん罪を疑われる要素」として、簡単に抜き出しても次のような点が疑問点として指摘されています。 (1)検察側目撃者の証言の矛盾 (本人の証言内容そのものが、矛盾している) (2)逮捕した人と、T氏の言う「事件の流れ」が合わない (「騒ぎ」が起きた後の、5分間の状況が微妙に異なる) (3)起訴する段階で、当初とは「犯行の内容」が変わった (当初、右斜めだったのに、起訴段階では真後ろに変わった) (4)被害者の証言を、非公開 (プライバシーは、衝立てでも可能です。公開できない理由があった?) (5)110番通報者のナゾ (青木巡査ほかの状況から逆算すると、連絡が早過ぎる) (6)青木巡査のみが主張した「認めた」発言 (青木巡査の言い分の“客観状況”を示すものが一切無い) (7)恣意的な解釈の繊維鑑定 (以下のような根拠が、果たして「科学的」なのか?) ーーーーーーー 「ネクタイの色は赤色だと聞いたので憶測ですが、 赤いネクタイに青い繊維を使う事はないと思います」 「ネクタイはあなた見たんですか」 「えーーーーっと……表示がそうなってました」 「表示を見ただけ!?現物は見てないんですか?」 「参考という事で見ました」 「ただ見ただけですかw顕微鏡で見たりはしたんですか」 「一応形態が違うのは確認しました」 ーーーーーーーー (8)支援者の言動に圧力を加える「アンチ」の存在 (一審の判決が出た後にも中傷をやめないのは、単純な「興味」以外の動機があると考えた方が自然です。) まぁ、(8)のアンチは、ある程度「政治的背景」や「検察・警察に有利になるように」という面から見れば、匿名のネット世界を利用するのは、効果的にターゲットを攻撃できるので、当然そういう人たちの行動だと思います。 ◎一番の疑問点 ーーーーーーーーーーー (追加説明)←アンチさんの指摘も、有益な場合には、反映します。 >mojoさんは、自分で一番の疑問点と称しているようだが、疑問点になっていないぞ(笑) 確かに、この“疑問点”という見出しに対して、「結論」となる部分が無いですね。なので、補足しておきます。 「各種の疑問点を総合して、検察が早い時期に、植草さんを無実だと思っていたと、私は判断しました。(そう仮定すると)どうして、検察官が“不起訴”にせずに、強引に“起訴”したのか?」 これを、追加させていただきます。 ーーーーーーーーーーー 私は、よく言われる「実行犯」とか「嵌められた」という話とは別に、「騒ぎ」が起きた後、植草さんが蒲田署に連れて行かれてからの話には、非常に興味があります。 検察の主張や各種の証言・証拠を見ると、一つだけ間違いないと思われるのは、 警察・検察の担当者は「植草さんは無実」だと知っていた それも、かなり早い時期です。 そういう意味でも、この事件では検察官が起訴の際に、積極的に「証拠の捏造」に加担したのだと思います。 鹿児島の志布志事件でも、ある時期から検察官が「捜査メモ」の存在を知り、それが弁護側に渡ったら、裁判に負けると判断したそうです。その結果、その担当検事は、普通なら「真実を語る」べきなのに「命を懸けて、メモを隠蔽をする」ほうを選択しました。 一審の担当検事さんは「もう、後戻りできないんですよ」と、悪だくみの片棒を担ぐ選択をせざるを得なかったのでしょう。 ◎事件の真相 以下、熊八さんの、応援ブログへのコメントですが、整理されており「一人でも多くの人に見ていただきたい」と思いますので、こちらに転載させていただきます。 ・「事件そのもの」に、論点を絞っている ・公判で出された状況証拠 ・各証言者の証言を、幅広く(現実的な)素直に解釈 これらの面からみて、アンチの「何となく犯人でしょ」とは対照的に、非常に説得力があります。 控訴審がいつからかは分かりませんが、いずれ始まるでしょう。そのときに、何が問題なのかを知っておくことも大事だと思います。この怪しげな「事件そのもの」を理解するためにも、是非一度通してご覧いただきたいと思います。 #######<引用ここから>############ ★T証人は苦しんでおられるかもしれません NAME: 熊八 mojoさん、こんにちは。 被害者の抗議の仕方。おっしゃるとおりでして、とても奇妙なんですね。 検察側目撃者T証人の証言からは、被害者は振り返って、後ろに向いて、植草氏に詰め寄って、いくつか言葉を言って、元の位置に戻って、前に向き直って、泣いていた、という流れのようにうかがえました。 ところが、逮捕者K証人の証言では全然違う。K証人によれば、被害者は振り返っていたその場で、いちいち振り返り振り返りしながら、ひと言ひと言抗議していたんですね。 K証人が言っている抗議の仕方のほうが、明らかに奇妙です。ですので、私はこちらがウソなのではないかと当初思ったのですが、かわった描写ほど事実に近い、と考えられると思いますので、K証人の供述のほうが信用できると思います。内容も具体的です。 被害者は、振り返り振り返りしている間、前に向き直るときには左前(K証人の方)に向いています。(時計盤で言えば10時か11時の方向。12時が電車の進行方向) 右回りに振り返り振り返りしているので、真後ろでなく、右後ろの人に抗議していると考えるのが自然でしょうね。実際、K証人は、自分と被害者と植草氏が一直線になっていたと言っています。(つまり植草氏は被害者の4時か5時の方向になる) 逮捕者K証人が言うように、被害者は、「数歩」離れた人にではなくて、すぐ右後ろにいた人に対して、いちいち振り返りながら、ひと言ひと言抗議をしていた、というのが事実であろうと考えられますね。 そして、ご指摘の部分ですが、 ーーーーーーーーー 被告人は、目を見開いて「やばい」と感じているような表情をして、数歩後退し、少し右方向に向きを変え進行方向右側ドアの方を向いた。そのとき、手を顔の前に失礼というような感じで上げて、被害者に対して2、3回頭を下げた。(判決要旨より) ーーーーーーーーー たしかにおかしいですね。犯人が右側ドアの方を向いて手を顔の前に挙げたのが、なんでT証人に見えたのでしょうね。 どちらの手を挙げたかが定かではありませんが、被害者によれば犯人の左手首には傘が掛かっていたようだとのことですから、混雑した車内でとっさに傘の掛かっている手を挙げるのは考えにくいので、やはり右手ということになるでしょう。とすると、よけいT証人からは見えにくいはずですよね。 この、判決要旨に書かれたT証人の供述は、犯人の話と植草氏の話とが混同されているような感じがします。 つまり、数歩後退して右側ドアの方を向いたのは犯人、驚いた表情をして顔の前に手を挙げており、うつむいたのは植草氏、ということではなかったかと思います。 そうとでも考えないと、逮捕者の供述と合いません。逮捕者によれば、植草氏は数歩下がったりはしておらず、被害者はすぐ右後ろにいる植草氏に対して振り返り振り返りしながら抗議していたからです。 となると、mojoさんがおっしゃるように、残念ながら、T証人に偽証の疑いが生じてきます。数歩下がった犯人を、「向こう側」にいた植草氏と同じ人だと勘違いすることは、あり得ないことでしょうね。 推測ですが、おそらくT証人は、善意の目撃者だったのだろうと思います。女子高生が抗議をし、抗議された男性が、特に抵抗もなく逮捕された。これで、この男性が痴漢をしたのだろうとT証人は思い込んだ。 そして、翌日、逮捕された男性は植草氏だということがわかった。否認しているという。そんなはずはない、あれだけ大人しく逮捕されておいて!と思った。自分が何か役に立てるのではないかと思い、警察に出頭した。 一方、警察のほうでは、当初、植草氏が被害者の右後ろにいて、左手で右お尻を触った、という容疑で考えていた。関係者の供述から、被害者が振り返ったとき、植草氏が被害者の右後ろにいて、右手で吊り革を持ち、左手に傘を持っていたことが明らかだったからだ。 ところが、左手首に傘を掛けながら左手で右お尻を触っていた(スカートをたくし上げた)というのが無理な感じであり、そもそもその様子を誰も見ていない。というか、被害者は、真後ろに密着していた人に触られたと供述している。植草氏が犯人でないことは明らかであるが、これで釈放するのは沽券にかかわる。 そこへT証人が現れた。話を聞くと、被害者の真後ろに密着していた男を見たという。警察は、「真後ろの男」=植草氏だったことにすると、方針変更した。T証人を活用することに決めた。T証人が、「真後ろの男」が犯行していたのを見たことに、そして、この男が逮捕されたのを見たことに、することに決めた。 T証人にとっては明らかな偽証になるが、警察は、植草氏の「悪質性」を強調し、「今回はやっていないかもしれないが、こんな奴を無罪放免にすれば、いい気になって、またどこかでやるに決まっているんです。そうすれば被害者が増える。今ここで植草を懲らしめておくべきなんだ。ぜひ協力してほしい。偽証罪に問われることはない(偽証罪は検察官にしか起訴権限が無いから)。それとも何ですか、あなたが証言してくれず、植草が無罪になって、性犯罪被害者が出てもいいと言うんですか?」とでも言ってアメとムチで説得し、偽証させるに至ったのではないかと思われます。 私は、やはり、「眼鏡」がポイントになるんじゃないかと思いますね。 犯人の顔を注視していたと言っているのに、眼鏡の有無を憶えていないとはおかし過ぎます。眼鏡を掛けていた、と言ってもいいし、眼鏡を掛けていなかった、と言ってもよかったのに、なぜ不自然にも、わからないと言ってしまったのか? ここに、T証人の良心のカケラというものを私は感じます。おそらく、犯人は眼鏡を掛けてなくて、植草氏のほうは濃いフレームの眼鏡を掛けていたことを、T証人はハッキリと認識していたのでしょう。 いずれにせよ、T証人は苦しんでおられるかもしれませんね。植草なんか刑務所に行ってもいい奴なんだ、と、一生懸命正当化しておられる様が目に浮かびます。 URL 2008/02/05(Tue)19:20:22 編集 #########<ここまで>##########
by mojo_on
| 2008-02-09 15:42
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