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2008年 09月 16日
2ちゃんの「植草事件」に関する板をご覧の方はご存知だと思いますが、いわゆる「アンチさん」と私達「支援者」の考えが違う大きな原因が「関係者の位置」の前提が異なっているということがあります。 (これは、後日、改めて記事にする予定ですので、今回はゆうたまさんの所でコメントしたように「北風氏と熊八さんの議論」に絞って、補足説明を兼ねて、簡単な図を作ってみました。) 今回は、以下の「2ちゃんに書き込まれた、北風太郎氏のコメント」をベースに、その『再現図』を示して、より双方の主張が把握しやすいだろうと考えました。 (文字だけだと解釈の違いというか、認識のズレが大きくて、わたしたちが「矛盾」と感じても、アンチが「おかしくない」と強弁することもしばしばなので、同じ土俵で議論する必要がある。) 以下、ーーーーー内の文章のうち、“図”以外はすべて北風氏の文章で、その中に「図のみ」入れてあります。(そのあとに、簡単に私自身の考えを書きました。) <ここから、北風氏のコメント> 「●被害者激白 『痴漢の犯人は植草!!』■15」 ttp://namidame.2ch.net/test/read.cgi/eco/1220820309/ ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 324 :北風太郎:2008/09/16(火) 00:06:20 熊八のデタラメ 第一章 ウソで固める検証 1/3 熊八ブログより 「K証人—被害者—植草氏が直線上に見えたとK証人は言っています。 K証人—被害者の直線は角度が浅く、やや右下がりで電車を横切る線だったろうと考えられます。だから、「右後ろ」というよりも、(植草氏の立ち位置は被害者の)「ほぼ右横、やや後ろ」が正確だろうと言っているのです。」 *(植草氏の立ち位置は被害者の)を加筆してある。 ★図(1)【熊八さんの主張】 確かに、直線上に植草氏がいたと逮捕者は証言している。被害者は電車中央にいて、逮捕者はその前方にいたから、後方にいた植草氏を結ぶ直線が成り立つ。 しかしだ。 「K証人—被害者の直線は角度が浅く、やや右下がりで電車を横切る線だったろうと考えられます」 ウソもたいがいにしろ。 そんな角度になるわけがないだろ。 逮捕者は端から2番目の座席の前で、立って本を読んでいたのだ。その逮捕者と中央にいた被害者を結んだ直線が、電車を横切るような角度になるわけがない。 JRなどに乗車したときのことを思い出して頂きたい。座席両側に、つり革をつかんで立っている人がいたとする。その間を荷物を持った人が通りかかると、たいてい、どこか触れる。だから中央の空きは60cm程度、片側30cmだ。 つまりつり革を持った人の背は、中央から30cmしか離れない。 シート座席があると、立つスペースは極端に狭くなり、中央に極めて近くなる。似たような状態の逮捕者と中央にいた被害者を結んで、なぜ電車を横切る線になる?進行方向に平行な直線に対してその線は20度程度しか交わらない。 (熊八はやや右下がり、電車を切断するように70〜80度近くクロスするという)。 325 :北風太郎:2008/09/16(火) 00:07:38 2/3 大雑把な話はよくないから、実寸で証明しよう。まず、K証人—被害者—植草氏の直線を直線Aと名づける。この直線Aが電車を真横に横断するとき、90度、電車の線路と平行になる場合は0度の角度と表現する。 ここで、mojoブログの電車内断面図、図面1を参考にする。 (「目撃証言」の矛盾・・・part2(京急車両の寸法)より。http://koufu.exblog.jp/6032741) ★図(2)(3)【寸法図(電車内断面図)】 まず逮捕者の(進行方向に対して)横の距離だ。 図面1によると、電車中央からつり革までは51.5cmになる。逮捕者は身長が173cmで、立って本を読んでいた。つり革に近づくと吊り輪に顔がぶつかるから、つり革から(計算しやすく)21.5cm離れていたと仮定する。 ほんとは、30cm取りたいが負けてやる。そう仮定すると、逮捕者の顔は、電車内中央からちょうど左側に30cm行った場所に位置する事になる。 次は、縦の距離だ。逮捕者は二番目の席の前に立っていた。一人分の席をおよそ50cmと仮定してその1.5倍で、75cm。被害者はドアから乗車し、車内真ん中に当たるところから進行方向に1歩進んだところにいた。 計算しやすく座席より25cm後方として、75と25で計1m被害者と離れていたと仮定する。 * この25cmはアバウトで、もっと離れていた可能性もある。しかし熊八も1m以上あったと書いているし、人を掻き分けて被害者に近寄ったという証言もあるから、わかりやすく100cmとする(1.2mでもかまわない)。 以上のことから、底辺100cm(被害者を基点として進行方向に100cm)、高さ30cm(電車内中央から左へ30cm)、の直角三角形が出来上がる。その斜線が直線Aだ。この斜線はよくて20度程度の角度しか作らない。 ★図(4)【北風氏の主張】・・・これは、裁判で「検察の主張している位置」とほぼ同じ。 326 :北風太郎:2008/09/16(火) 00:09:36 3/3 熊八のいう、70〜80度近くの角度を作ることは数理的に不可能だ。75cm、75cmで45度。つまり、直角二等辺三角形ね。可能な限り、熊八有利に設定しても、底辺を75cm、高さを51.5cmに変更しても、45度以下にしかならない。 直線Aは、どんなに多めに見積もっても進行方向に30度程度しかクロスしない。 だから、直線A上にいた植草氏は、被害者の「真後ろ近く」の「右後方」に立っていたと証明される。植草氏が被害者の「右横」近くに立つことは、角度的にありえない。 「電車を横切る線だったろうと考えられます」 「「ほぼ右横、やや後ろ」が正確だろうと言っているのです」 ほぼ右横?正確? デタラメ書いてんじゃねぇぞ、熊八。 電車を横切る直線なんて、なんでこんなデタラメを言い出したのか。恐らく、被害者の右横に植草氏を据え置きたいのだろう。右横に居たなら後ろから両手での痴漢は無理だからな。自分に都合にいい様にデータを捏造する。熊八のずる賢さを感じさせるデタラメだ。 かなりマニアックな解説になりましたね。 やたら細かいので、引かれた方もいらっしゃるでしょう(^^)。 次回は、熊八のデタラメな解釈をわかりやすく説明したいと思います。それでは、お楽しみに! 以 上 ーーーーーー(ここまで)ーーーーーーーーーーー ◎私の考え 私達や、弁護側がいわゆる「矛盾」とする根拠は >目撃者の証言を「正確に再現」すると、このような位置になる ということに尽きるのです。だからこそ、「T氏の証言に疑問を持たざるを得ない」のです。要するに ・(距離の矛盾)・・いわゆる、77センチの矛盾 ・(相対的な位置)・・77センチも空いていると、被害者が「車両の中央」ではあり得ない ・(持っていたつり革)・・T氏の持っていた「つり革」の位置では、本人が、かなり「車両の中央」になる ・(反対のドアを向いた)・・抗議された後の犯人の動きは、植草さんの向きとは逆になる これらの『矛盾点』が生まれてしまう、目撃者T氏の証言は、そのままでは「信じることができない」ということです。試しに、速記録の記述を『正確に再現』すると、次の図のような状態になってしまいます。 ★図(5)【目撃者T氏の証言を『忠実に再現』】 (透明にしてあるのは、いわゆる「検察の主張」と思われる位置です。どのくらいズレているか、比較してください。) 正直、私は(T氏の証言を考慮“しない”で)「K氏の言う、位置関係」と、一審判決要旨の「被害者の位置=中央から一歩前」ということだけで考えた場合、むしろ北風氏の指摘の位置を逮捕者は証言しているように感じます。 ただ、これは「アンチと同じ」という意味ではなく、むしろ >どうして、T氏は「へんな位置」を言っちゃったのだろう という『疑惑』を高めたということですので、アンチさんは勝手に(この記事の記述だけを持って)私が「アンチと同じ」などとは言わないでほしいです。 ◎ついでに「速記録」からの、『K氏の行動』を再現 先日話題になった「初期報道から、変更になった」という部分もご紹介しておきます。 ★図(6)【植草さんが「左手で触った」とする、初期報道】 事件直後の(9月14・15日ごろ)までの報道では、このように「左手で、女性の右のお尻」を触ったという容疑として報道されていました。 例えば、このほうが植草さん自身の主張とも(位置としては)合うし、T氏の証言を考えなければ、「被害者の移動」や「逮捕者の“一直線”発言」とも合います。 どうして、これが検察の起訴事実によれば、「犯行そのもの」が下の図のように変更されています。 ★【公判での検察の主張「背後に両手で」】 このように、裁判では『変更』されたのかは、非常に大きな『事件の闇』ということです。 まぁ、北風さんも >次回は、熊八のデタラメな解釈をわかりやすく説明したいと思います。 と予告されているので、楽しみです(笑) ==== 番外編(K氏の一連の動き)==== 北風氏の記述にもありますが、K氏は「人をかき分けて行った」など、明らかにT氏の再現位置に比べて、ドア前スペースの方の人混みに移動したように証言しています。 これを、速記録を基にして、再現をしてみます。(赤丸の人物が、逮捕者K氏) (1)事件に気づいて、振り返った段階 いわゆる、K氏ー被害者ー犯人が、「直線上に見えた」という位置。 (2)被害者のほうに「人をかきわけて」行った T氏の言う「被害者の前の女性」や、T氏がもしも「真横」ではなく女性に対して「前にいる俺」の位置なら、T氏自身が、このかき分けた人になる。 (3)犯人(植草さん)と対面になり、左手で相手の右肩に触れた (4)その後、(いつの間にか)植草さんが、「ドアのほうに移動」して「つり革」を持った (5)蒲田駅に到着時、先頭に並んで「図面の上のドア」から降りた 降りるタイミングで「ネクタイを掴んだ」 ここだけは、K氏の証言の「合点のいかない部分」です。 どう考えても、弁護側の示した図面は「進行方向を左」とK氏に確認しており、それを納得したうえで、「上のドアから降りた」と証言しています。さらに、弁護士さんから「品川と同じ側(下側)じゃないですか?」と、念を押して確認されている。 ーーーーーーーーーーーーーーーー 432. 弁護人3 次に、おりるときの話に急に飛びますけれども、前の図面の方が、今までいろいろ書き込んでもらった図面の方がわかりやすいと思うのですけれども、おりた側というのは、この図面でいうと、どちら側ということでしょうか。 433. K証人 先ほどお答えしたように、上だったと思いますが、最初答えたように、進行方向の意識も余りなかったぐらいなので、余り定かではありませんが、そのままするっとおりたと思うので、近い方のドアだったと思います。 434. 弁護人3 日ごろから証人は京急をご利用になっていますね。 435. K証人 いや、利用し始めてまだ1カ月かどうかというところでした。 436. 弁護人3 そうだったんですか。品川と蒲田が開くドアの方向というのは同じではないですか。 437. K証人 そういうのも疎いです。 ーーーーーーーーーーーーーーー (6)K氏は、植草さんのネクタイを掴み、(被害者によると)逮捕協力者N氏は 犯人を「押し出すように」車両から出て行った。 <K氏の公判証言の注目ポイント> ・降りたドアが「疎い」から、開かないドアから降りた ・「逮捕協力者」に関しては、車内では気づかなかった←本当は、あり得ないのですが。 ・110番通報をした人間はいないと思う。 ・会社の同僚(Mixi女性)に、事件のことを話した。 まぁ、個人的には検察目撃者T氏との「位置の矛盾」以外には、K氏の証言も「???」と感じる点が多い気がしてなりません。
by mojo_on
| 2008-09-16 10:06
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