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2009年 10月 24日
押尾事件そのものは、もともと裁判で「真相の解明」につながるとは思えないので、あまり取り上げる気は起きませんが、やはり「女性がどうして死んだのか?」に関して、唯一現場にいて、しかも「真実を話していない」ように見える押尾被告の『誠意のなさ』は、やはり一言触れておいたほうが良いでしょうし、それが亡くなった女性の『名誉のため』にも必要だと思います。 昨日の公判で、検察が押尾被告が被害者に送ったメールというのを公表していますが、 >来たらすぐいる? これに対して、女性が「いる」と返したそうです。 きっと彼女が「死亡」していなければ、全く事件の内容(筋書き)が違っていたでしょう。(交通事故で、被害者が死亡した時、ほとんど「加害者」の言い分で事件のシナリオが作られるのと同じ。) 私は、8月に押尾被告が逮捕された直後の取調べで、 >何か飲んだのは事実だが、違法だとは知らなかった このように供述していると報じられました。 この「答え方」を聞いたとき「(取調べに)慣れているな」と思いました。きっと頭の回転は速いのでしょうが、例えば、若い頃から警察のお世話になって「しのぎ方」が分かっている人間などは、瞬時に「後のこと」を考えながら、微妙に 『事実では無いこと(=ウソ)』 を、巧みに話に練り込むことで、自分を少しでも有利にしようとする。 (公判では、この「知らなかった」がウソだと本人が認めている。) もともと「知らないハズは無いじゃないか」とは言われていましたが、どうして押尾被告がそう言ったのかが、本来ならこの裁判での最も大きな『争点』となるはずなのです。つまり、 『どちらが、薬物を飲ませたのか?』 これを明らかにするべきなのです。 ◎押尾被告が「飲ませた」なら、過失致死 押尾被告が「自分は飲まされた」ということにしなければならない。その理由は、 (1)自分が所持していたなら『入手先』を追求される (2)自分が『飲ませた』のなら、2錠だと“どうなる”かも予測できる・・・殺人、または過失致死 つまり、絶対に「自分が飲ませた」ということだけは、押尾は認めるワケにはいかないのです。 もともと、以前から薬物を使っていたのなら、押尾被告が「入手先」は絶対に言えないというのも当然だし、よく「薬物所持」で逮捕された人が最初に出てくる“供述”は「自分で使うため」というのと同じでしょう。 私は、押尾被告の「捜査そのもの」にストップがかけられたとか、「押尾の背後関係」が、ノリピー騒動を起こして目を逸らさせたなどの、いわゆる「風評」が一人歩きしてしまうのもどうかと思いますが、真相はどうなのかは別にして、確かに押尾事件に関しては、逮捕〜報道〜裁判まで、どうも『中途半端』な印象は持ちます。 ただ、今回検察が取り上げた「メール文」には非常に大きな意味があるでしょう。(圧力があって、これ以上追求できないのだとしたら、担当した捜査官や検察官は気の毒だと思います。) 「来たらすぐいる?」 「いる」 これを、押尾被告は >『僕自身を要るか』という意味で、『薬がいるか』ということを聞いたわけではありません こう答えたようですが、これこそ「食えないヤツ」だけど、バカじゃない。それこそ逮捕直後の >何か飲んだのは事実だが、違法だとは知らなかった これと同じで、「ここは、絶対にウソを言わなきゃ」と判断したのでしょう。 まぁ、このやりとりで疑問だった「どちらが客」というのも、どうやら押尾のほうが客で、女性は「客の嗜好に合わせて飲んだ」というのが真相みたいですね。 つまり、いわゆる「押尾事件」の構図は、以下のようなものでしょう。 六本木ヒルズのいくつかの部屋を持つオーナーの下着会社「桃ジョン」社長の副業という事なのか、芸能人や政治家・高級官僚、またはその子息が遊ぶ『秘密クラブ』の場を提供していた。 そして、そこでは違法な行為が日常的に行われており(薬物取引も含めて)多額のお金がやり取りされていた。・・・オーナーの人脈も“それなり”みたいですし。 (事件が当初、不自然にもみ消そうとされたのは) 押尾事件の場合、現場の捜査官は「真相」を明らかにしたくても、それで「困る人」のほうが、逆に多かったということでしょうね。 ◎放置しなければ・・ やはり、女性のご両親が「すぐに救急車を呼んでくれれば」と悔やまれるのは、本当にそう思います。(押尾が)自分の身かわいさでどこかに行かずに、すぐに救急に連絡をしていれば、女性は助かったかもしれない。 しかも、今回は「女性の変死」がもみ消されそうになった事で、逆に「どうして?」という流れなので、むしろ女性が「救急車で運ばれた」という騒ぎと、その相手として「押尾学の不倫騒動」としたほうが、もしかしたら『もみ消す』のも簡単だったんじゃないのかという気もします。 それにしても押尾学は、これから一生ビクビクして生きなければならないでしょうから、彼にとっては自業自得なのかもしれません。
by mojo_on
| 2009-10-24 13:40
| 雑談
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