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2010年 02月 22日
昨日の地方選挙に関しては、事前から旧来の対立構図である、「民主 vs 自公」と言われており、さらに町田市などは小沢さんも応援に入るなど力を入れたと言われており、少なくとも「負けは、負け」ということを与党は認めて、真摯にこの結果を受け止めなければならないと思います。
もちろん地方選挙と国政選挙とでは微妙に違うのは当然ですが、民主党が力を付けて以来、旧権力による必死の攻撃を乗り越えて、何とか昨年8月に「政権交代」を果たせた大きな原動力は、やはり現与党である民主・社民・国民新党の「三党連立」だったからこそであり、この重要性は、現与党の人みんなが改めて認識すべきだと思います。 (幸い、民主党の上層部は、参議院選挙の結果に関わらず「三党連立を維持する」と、ずっと明言し続けていることは、その意味を理解されている証拠だと思います。) それにしても、困った、困った・・・ いかがしたものでしょう? 昨日の選挙結果によって、野党(自民党)を勢いづかせたのは間違いありません。少なくとも、彼らは「政治とカネ」によって、民主党への支持が下がったのだと考えているでしょうし、彼らがそのことで「強行な態度」に出るのは間違いありません。 さっそく、こんなニュースが出ています。 小沢氏らの国会招致要求=応じなければ審議拒否-自民 ttp://www.jiji.com/jc/c?g=pol&k=2010022200010&j1 ーーーーー 衆院予算委員会は同日午前、2010年度予算案に関する一般質疑を実施。午後は首相と関係閣僚が出席して、「経済・外交」をテーマに集中審議を開催する予定だ。与党は予算案について、24日の中央公聴会などを経て3月1日に衆院通過させる方針。 これに対し自民党は、首相の元秘書や小沢氏の国会招致が予算案採決の条件と主張。知事選勝利を受け、党内には強硬姿勢で臨むべきだとの声が強まっていた。同党は役員会後、公明党と幹事長会談を開いて国会対応の方針を伝える。ただ、公明党は自民党が審議拒否を決めた場合でも、同調しない考えだ。(2010/02/22-09:17) ーーーーー もともと、通常国会でも世間の声をよそに「政治とカネ」一辺倒で攻撃するという戦略を取ってきた自民党なので、ここで「審議拒否」をしないわけには行かないでしょう(笑) 野党が審議引き延ばしのために、このような『口実』を最大限利用して「納得が行かない」と審議拒否する事そのものは問題だとは思いません。(少なくとも、古くは社会党も、現与党である民主党も、野党の時には同じようにやってきたのですから) ただ・・・世間がどう評価するか・・・ 少なくとも、昨日の選挙で勝利した候補に投票された方も含めて、多くの国民が「経済の回復」など、私たちの生活を一刻も早く建て直してほしいと考える人がほとんどなのは間違いありません。 そうなると「予算の一刻も早い成立」と「(検察が結論を出した)過去の事件の蒸し返しで、ダラダラと遅らせる」ことの、どちらを国民が支持するのかという話になってくると思います。 どうしても、自民党が「証人喚問しなければ、審議拒否」だと主張するのは仕方ないですが、そうなると、「景気回復」を望む多くの国民は、現与党が 『強行採決』 をした場合でも、それを「数の横暴」だとは考えないでしょう。(「公明党が、自民党に同調しない考え」からも、裏付けられていると思います。) いやぁ、本当に困ったものです・・・自民党 野党に転落して以来「ゴネ政党」の本領発揮というか、ロクな議論もせずにどの議員も「カネ・カネ・カネ」ばかりで国民はウンザリです。 そして、昨日の投票前から「強行な手段」を予告していただけに、実際に自分たちの推した候補が勝ったので、 「政治とカネの問題解決が最優先」 「民主党が、言うことを聞かなければ審議拒否する」 このように、一度上げた拳を降ろせなくなっちゃいました(笑) あれっ? この「上げた拳を降ろせなくなった」て、つい先月、どこかの「特捜部」の人も同じようなパターンにはまって、本当は「指揮権発動で泣く泣く」とか「政府上層部の圧力」を期待したのに、そのどちらもやってくれなかったせいで「行くところまで行かざるを得なくなった」という展開と、同じように見えます。 彼らのホンネは、どこかの段階で「上からの圧力」という形で捜査が止めさせられるというシナリオがベストだったのに、鳩山総理たちの「捜査は適正」というスタンスによって、検察がキチンと「一定の結論」を出さざるを得なくなり、その結果として、逮捕された三人は「形式犯なのに起訴」小沢さんは「不起訴」という、マスコミの騒ぎに比べても、あまりにも「みっともない結末」となりました。 もともと、谷垣さん自身が「強行な態度に出る」と予告しており、実際に選挙でも望む結果が出た以上、自民党が「審議拒否」せざるを得なくなるのは当然です。でも、“あ・の” 産経新聞でさえ、 長崎知事選受け自民攻勢 22日から審議拒否も展望は厳しく ttp://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100221-00000561-san-pol ーーーーー 当初、勝利した中村法道(ほうどう)氏の推薦も見送り、政党色を薄めようとした自民党が、同知事選を受けて強気の姿勢に転じたのには、党内の結束を強めるねらいもある。党内には衆院予算委員会での予算案審議が、「政治とカネ」の問題に関係なく、与党ペースで進んでいることに不満が高まっていたからだ。自民党執行部は、事前の情勢で中村氏が優勢とされていた同知事選の結果を審議拒否の「大義名分」にしようとした。 ただ、「あらゆる手段を講じるべきだ」という強硬論がある一方で、景気回復が急務の中で予算案の審議を拒否するのは世論の理解が得られにくいとの見方も出ていた。共産党だけでなく公明党も審議拒否に否定的なのはこのためだ。 予算案の年度内成立は確実な情勢にあり、与党ペースの国会審議を突き崩すのは容易ではない。公明党は21日夜、山口那津男代表の「コメントする立場にはない」とする「知事選の受け止め」を出しただけだ。自民党でも中堅議員らから、「野党の意見を聞き入れた対策を迫るべきだ」と審議拒否を牽制(けんせい)する声が出はじめており、執行部は今後も厳しい党運営を強いられそうだ。 ーーーーー 結局、昨日の選挙結果は、むしろ自民党にとって「自らの首を絞める」ような展開になりそうな感じです。 まぁ、「国民のために」ということで、 ・いつまでも「政治とカネ」を蒸し返す (審議拒否をして、予算を人質にしてまで) と ・政権与党が「国民のため」に、予算を一刻も早く成立させる (最終的には「採決」で結論を出さざるをえない) このどちらが支持されるのかは、現在の経済・社会状況を考えれば、当然、多くの国民の考えは一致していると思います。(それこそ、固定的な自民支持層の15から20%を除いた8割の国民が「それどころじゃないだろう!!」と、ツッコミを入れるでしょう。)
by mojo_on
| 2010-02-22 10:29
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