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2010年 05月 09日
「現代っ子」らしさって、どういうものなのでしょうか?
良く言えば「前向き」、辛口で示せば「根拠の無い自信」などが特徴のような気がします。 大切に育てられた結果として、逆に外部からのストレスに弱くなっているのは、豊かな時代だからこそだと思います。 このような個人の環境による影響は、ある程度「社会の成熟化」によって、どの社会でも多かれ少なかれ表れて来るものなのでしょう。 それとは別に、若者が大きな影響を受けるのは、親をはじめとする「大人の社会」なのだということを、私たちはもう少し真剣に考えていかなければならないと思います。 と、いうことで、「大人の責任」を考えるヒントとなるような詩の小品がありますので、ご紹介します。 ーーーーー 大人の責任を問う 『誰が罪』 Whose Delinquency より 新聞や放送で、殺しだ盗みだと至る所犯罪の報がある 若い世代の情況を取り上げては、人々皆嘆息して語るーー これでは結局どうなる事かと。 然しそれは独り彼等の過(とが)とのみ断言できるであろうか。 その一部我々大人共自身の過ではなかろうか。 甚だしい金銭の浪費。 やくたいもない時間の空費。 激情と犯罪の夥(おびただ)しい映画。 読むに堪えぬ出版物の濫造(らんぞう)。 耳に入るのも悪物語り。 家を留守にしがちな親たちの為に、放浪を余儀なくされる子供の群。 子供は映画など作らぬ。 彼等はギャングやごろつきの、不埒(ふらち)な挿絵入りの本など書かない。 彼等は酒など造らぬ。バーにも行かぬ。車も買わぬ。頭を壊す麻薬など作らぬ。 それらはすべて貪欲な大人共のしたことだ。 非行犯罪のラベルは大人共にも亦ピッタリだという事の真実を、 いかに多く発見する事であろう! ーーーーー >子どもは・・・などは作らぬ >それらはすべて貪欲な大人共のしたことだ (大人をマスコミの姿勢に置き換えても通用しそうです。) マスコミも、庶民だからとタカをくくってバカにしたような「誘導報道」ばかりやっていたら、いずれ大きなしっぺ返しを受けるハメになりそうな気がします。 ところで、ある本で紹介されていたお話なのですが、現在の「偏った情報」を見分ける役に立ちそうなので、ご紹介したいと思います。 マスコミが「応援したい政治家」や「支持を減らしたい相手」を誘導している現状で、私たちが騙されないためのヒントとして、頭の片隅に入れておいて損はないと思います。 以下は、誰でも知っているであろう、三人の政治家についての『紹介文』です。 ーーーーーー 一人目(A)は、腐敗した政治団体との一件に巻き込まれたことがある。星占いに凝っている。愛人が二人。ヘビースモーカーで日に六箱から十箱空ける。 二人目(B)は、二度役職を罷免されたことがある。抑うつ傾向があり、お昼まで寝ている。毎日ウィスキーを一箱空け、仕事中に居眠りをする。 三人目(C)は、愛国的で勲章を与えられたことがある。菜食主義者で、タバコを嫌い、たまにビールを一本のみ、性生活はきわめて慎ましい。 ーーーーーー まず、この文章だけで「誰が最も好ましいか」を想像してみてください。(または、文章だけなら、選挙でどの人に一票を投じようかという気になるかでも良い。) これは、それぞれの文章は「ウソではない」にも関わらず、書かれて文章から受ける印象と、実際とには大きなギャップが生まれてしまうという例です。 今、マスコミは「自民党政権も悪かったけど、民主党も似たようなもの」というキャンペーンを張っているので、露骨に自民党を持ち上げるような報道は出来ません。 したがって「第三極」に注目が集まるように、盛り上げるために一生懸命みたいです。 たとえば、マスコミの大好きな「みんなの党」の渡辺よしみ氏なども、もしも小沢さんに「政治とカネ」の問題を問うのなら、渡辺よしみ氏の ・資金管理団体が、森元総理と同じ所在地 「速報】 ネット騒然!みんなの党は清和会別動隊か!(オリーブニュース)」 ttp://www.asyura2.com/10/senkyo80/msg/367.html とか ・「みんなの党」渡辺喜美代表「資産ゼロ」の不思議 ttp://www.jcp.or.jp/akahata/aik10/2010-05-09/2010050901_05_1.html このような事実のほうを、もっと世間に知らせるべきなのは明らかです。 でも、実際には、最近の土曜日早朝の「サタズバ」でも、公明党と入れ替わりで、みんなの党の議員さんがゲストに出ているようです。 実際の国会の議席数から考えれば、マスコミが「みんなの党」に対して、非常に優遇(肩入れ)しているのは間違いありません。 もしも、みんなの党が「公務員改革」を本気で行うような政党なら、真っ先にマスコミが「潰し」にかかると思っているので、マスコミが人気をあおっているのは、そんな恐れが無いということでしょう。 したがって仮に、彼らが政策にコミットするようになれば、むしろ法案を「骨抜き」にするために“活躍”するだろうなと思っています。 ところで、先ほどの「三人の政治家」ですが、 (A)は、フランクリン・ルーズベルト (B)は、ウィンストン・チャーチル (C)は、アドルフ・ヒトラー です。 私たちが(民主党バッシングの)マスコミの姿勢に疑問を感じるのは、政治の話題に関心のある人間なら、「みんな同じじゃない」と思うようなことを、片や(=民主党)ばかりを批判して、もう一方(=反民主党の勢力)の情報を極力減らして、イメージを植え付けようとしているように見えるからです。 でも、上記のヒトラーのように「愛国的な発言」や「禁欲主義的」ではあったかもしれませんが、その本業である「政治」では、ドイツ国民のみならず、世界中を恐怖と不幸に陥れた張本人です。 私には、現在の自民党・公明党にしろ、それから分裂した「第三極」では、せっかくの「市民のための政治」を破壊するのは間違いない。したがって、残る選択肢として「民主党中心の、現在の連立の枠組み」だけが、唯一の選択肢でしか有り得ないのです。
by mojo_on
| 2010-05-09 22:40
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