以前の記事
メモ帳
カテゴリ
検索
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
2010年 07月 13日
まぁ、自分で引いた線(54)を、さらに10議席も下回る結果になって、続投できるのかどうかは疑問ですが(笑)まぁ、菅さんには、せめて安倍晋三氏よりはカッコ良くして欲しいものです。
果たして民主党が「惨敗」だったのかどうかも、私の周囲の民主党支持者が、逆に「消費税」に対してノーだったのだから、もともと票が伸びるはずはありません。 ただ、マスコミによれば、鳩山さんが続投していたら「30台」と言いふらしていたのだから、むしろ44議席というのは「善戦」と報じても良いのでは・・・ ところで、今回の結果で「政権運営が苦しくなる」とは言いますが、果たしてそうでしょうか? 人間万事塞翁が馬 詳しい意味は、 ttp://mizote.info/image/02profile/30kaisetu_jinkan.html こういうサイトを参考にしてもらうとして、今回問題なのはただ一つ「参議院で過半数割れ」「ねじれ状態」ということです。 ただ、これは別に「新たな連立」を模索しなくても、小沢さんなどが乗り出して「一本釣り」で、十人程度集めればいいだけの話で、野党が「わがまま」を言って困らせるなら、その中から「本気で国を思う人」に協力してもらえばいいだけです。 そういう意味では、これまでずっと「政権党」で「野党暮らしがつらい」人たちに手をつっこめば、けっこう食いつきが良いと思うので、これからは谷垣さんなどは党内の引き締めをしなければならなくなり、苦労が絶えなくなるでしょうね(笑) ところで、今回の選挙結果を受けて、意外な形の反応がニュースになっていました。 菅首相の政策遂行困難に=一斉に悲観論−米メディア ttp://www.jiji.com/jc/c?g=pol&k=2010071200248 ーーーーー 「財政再建や米軍普天間飛行場移設など主要政策の遂行が難しくなった」(ウォール・ストリート・ジャーナル紙)などと分析、菅政権の行方に悲観的な見通しを一斉に示した。 ニューヨーク・タイムズ紙は、今回の選挙の結果、首相は「強い社会保障」の実現など公約の実行が困難になったと分析した。 ーーーーー ナゼか、アメリカが心配しているというのですが、結局アメリカとしては「財政再建」の名のもとに、菅政権が「庶民増税、大企業減税」を押し進めて欲しかったことの裏返しということになります。さらに、これに関連するように、国内でも ロイター企業調査:消費税増税「何とも言えない」が53% ttp://jp.reuters.com/article/businessNews/idJPJAPAN-16241520100712 ーーーーー 新成長戦略の中で最も評価できるのは「法人税率の引き下げ」で、法人税減税で増えたキャッシュフローは「設備投資・研究開発」「内部留保の積み上げ」「海外での事業展開」に回りやすく、雇用・所得環境には好影響を及ぼしづらいことも分かった。 ーーーーー つまり、企業側のホンネとしては、菅政権が打ち出した「新成長戦略」によって、企業が強くなることに期待するけど、お金は雇用とか従業員の所得に還元させるのは「後回し」ということでしょう。 財務省のお役人などは、昨夜の結果を受けて「税率アップは難しくなったけど、今後も頑張る」というようなコメントをしたようなのですが、少なくとも、今回の選挙結果は、私たち「庶民」が増税にはノーと明確に意思表示したことになり、今後、選挙の争点として「税率アップ」を言いづらいムードにさせたことだけは、庶民にとっては良い結果だと言えるでしょう。・・・少なくとも「政権与党」の民主党では、税率アップを言い出しづらくなったのは間違い無いでしょう。これは野党の自民党の主張と、実現可能な立場の「与党民主党」が口にするのとでは、本質的な違いがあります。自民党の「税率アップ」は、共産党の「自衛隊を無くせ」と同じレベルの話です。 まぁ、財務省・アメリカ・財界が、本音としては「消費税率アップ」により増える財布の中身を当てにしているのだけは間違いないし、今後も諦めないでしょう。 でも、今回の選挙結果によって「安易な税率アップ」に歯止めがかかったのだけは確かなので、その意味では、唐突とも思える菅さんの「消費税増税」を争点化したのは、結果的に私たちにとっては有益な結果が出たとも言えます。 最後に、少し古いエピソードを思い出していただきたいと思います。 民主党が「結党以来の危機」といわれた、いわゆる「偽メール事件」です。 この時、当時の民主党代表だった前原氏は、この騒動の責任を取って辞任しました。 今回も、菅さんも(本人が望めば)自分の勝敗ラインを10議席も下回ったのだから、責任を取ると言っても、それを悪いと言う人もいないでしょう。 メール事件の前原氏は、別に離党する訳でもなく、今となっては大臣を務めています。 前原辞任のあとを受けた「小沢一郎」代表によって、民主党は奇跡の復活を遂げました。 私は、今回も「偽メール騒動」と同様、参議院選挙惨敗という危機を乗り越えられれば、あの時と同じように、民主党が再生できるチャンスは多いにあると思っているので、あまり心配はしていません。 一つは、メディアは大敗と吹聴しますが、比例票では完全に民主党が自民党を引き離しており、これは(私の実感と同じで)民主党に対する期待そのものは、昨年と全く変わっていないということを表しています。 もう一つは、今回の選挙では「小沢一郎氏が無傷」ということです。 つまり、民主党やその支持者の間で、「やはり小沢さんでなきゃ」という声が強くなれば、それこそが「災い転じて」ということにつながると思います。 私は、むしろ支持者のほうに評判の悪い菅さんの「手法」を全否定しないのは、菅さん自身が「霞ヶ関の問題」や、評判悪い「税率アップ」を知っていながら「役所の言いなり」的なことを言い出したことで、それまでの官とマスコミによる執拗な民主党バッシングの「消火」につながったのは間違いなく、ある程度、当時の状況を打開する作戦としては合理性があると感じるからです。 偽メール事件では、前原体制が崩壊したあとを受けて代表になった時に、小沢さんが「本物のリーダー」だと思いました。 あの時、当時の執行部をほぼそのまま留任させ、民主党の危機を「全員一丸で乗り切る」というムードを作り上げたことです。 これはたぶん、今の民主党の中でも小沢さんしか実現できないので、やはり9月の代表選で小沢さんを代表に推す声を、党内で高めることが一番だと思います。 そして、そんなに長くないとしても「小沢総理」の時代を作ることこそ、我が国が他の国と(国家として)対等につきあっていける国に脱皮できる唯一の道なのだと思います。 つまり、今回のマスコミの言う「大敗」という危機を、塞翁の言う「災いを福に転じる」かどうかは、唯一「民主党の結束」であり、それを実現できる人間もただ一人だということです。 前原代表までは、民主党は「ブーメラン」と言われて、敵側の思うつぼに簡単にハマっていたのが、小沢代表になってからも同様の攻撃が続き、一見危機に見えたことが、次々と「逆ブーメラン」となったのも、決して偶然ではありません。 (元々、小沢嫌いの人には関係ないけど)外部の雑音に影響されずに、客観的に小沢一郎という人の「資質」を見てみてはいかがかと思います。 ということで、一つ参考になる資料を最後にご紹介しておきます。 小沢一郎 激白90分 皇室の混乱「小泉内閣は総辞職せよ!」 週間ポスト 2005年1月1・7日号 ttp://www.asyura2.com/10/senkyo90/msg/379.html ーーーーー ――99年に周辺事態法、アフガン支援ではテロ対策特措法、北朝鮮のミサイルを視野に入れて有事関連3法、それからイラク支援特措法。その都度法律をつくってつじつま合わせをして、アメリカの行くところはどこでもくっついていくというところへはまり込んでいくのではないか。 小沢 それは役人の不見識ですよ。もともと小泉さんには何もない。役人のいうとおりにやっているだけだ。僕は特に、外務省があまりにも不見識すぎるといっている。根本のことは何もしないで、都合のいい場当たりの法律をつくって、法律ができたから何してもいいじゃないか。そういう論理なんだね。 ――小泉首相は「自衛隊が活動する地域が非戦闘地域だ」といった。それなら、自衛隊が世界中の紛争地域に行けばみんな平和になるのか。 小沢 全く理屈にも何にもなっていない。そこいらのチンピラの開き直りみたいな言葉のごまかしがまかり通っている。国会でだよ、国政の場でだ。それを批判しないメディアの責任はものすごく大きい。 ーーーーー 小泉政権時代に、「小泉政権の本質」を明確に指摘しています。 この文章を通して読めば、田原総一郎氏の言う「オザワさんは、政局以外には関心が無い」というのが嘘っぱちだというのも明らかです。むしろ、田原氏などが率先してウソの「烙印」を植え付けているという裏付けにもなりまる。 くれぐれも、人物の評価などは、自分の目で判断すべきだと思います。
by mojo_on
| 2010-07-13 00:32
| 政権交代
|
ファン申請 |
||