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2011年 01月 19日
今の内閣の主要メンバーが、「頭でっかち」で「口先ばかり」という批判は、遠からずという気がしますが、さらに「いっぱいいっぱい」というか、野党時代に気楽に「きれいごと」を言えば拍手喝采を受けていた頃と違って、それなりの立場になれば、自身の言動に気をつかわなければならないということに大臣になって少しは分かったということでしょうか?
なんか、菅総理だけはまだ野党感覚が抜けないのか、鼻につくのが、ハンパなキャッチフレーズの連発が、むしろ自身の『軽さ』を強調してしまうことに、早く気づいたほうが良いでしょうね。 ・「最少不幸社会」 ・「奇兵隊内閣」「元気な日本を復活させる」(昨年6月) ・「強い財政・強い経済・強い社会福祉」(昨年7月) ・「一に雇用、二に雇用、三に雇用」(9月、代表選) ・「有言実行内閣」(10月、所信表明) ・「開国元年」(年頭会見) 例えば、これらのキャッチフレーズのベースになる思想が「一本」につながっているのならまだしも、どうも、その場その場の思いつきで、単なる『スローガン』を羅列しているようにしか思えなく、しかも毎月コロコロ変わるというのも、結局「何がやりたいの?」と、国民をむしろ戸惑わせていることが、(マスコミのかさ上げをしても)支持率をアップさせられない原因だと思います。 「有言実行」と言う割に、雇用や経済成長のための具体的な方策を提示するのかと思ったら、何と参議院選挙で国民に「ノー」をつきつけられたにも関わらず、唯一の具体策が 「消費税アップと、大企業減税」 これをやれば、(菅総理の“理論”では)景気も雇用も何もかもが「みんなハッピー」になるということらしい・・・ ただ、総理になってからの菅総理の「キャッチフレーズ乱発」を見ていると、むしろ小泉内閣の頃に、 >いいですかぁ、皆さん、ああいうのを年金未納三兄弟っていうんです !! こう言って浮かれていた頃と、あまり感覚が変わっていない。 どうも総理の頭には、今も「国民ウケ」が先に来ており、気の利いたキャッチフレーズを言えば、国民の人気が上がると勘違いしているようなフシが見えて、これが野党と違って与党の、それも総理大臣の言動となると、すべてが小手先というか「いやらしさ」だと、すでに国民も見抜いているのでしょう。 たぶん、国民が総理大臣に期待していることと、現在の総理周辺の「目線」が違っていることが、さらに停滞状態を引き延ばしている。 まぁ、思うように行かない苛立ちから、責任を「他人のせい」にして安らぎを得ようと模索しているのが、ピント外れの「小沢攻撃」とかに執着している・・・しかも、これもマスコミに操られているとは気づかない・・・深層心理なのでしょう。 参議院選挙で「ノー」と言われたものを公約として選挙して、支持がアップするのかどうか??? 4月の地方選挙の結果が、今から予想できるのも当然でしょう。 「事業仕分け」で、霞ヶ関の隠していたお金を何十兆も出させたなどの実績でもあれば別ですが、腰くだけで取り込まれたと言われている現政権が、どのような理屈をつけようとも「増税ノー」というのと「政権を支持しない」というのがリンクしているのは明らかです。 不思議なのは、大手マスコミの調査では、内閣支持率が3割前後なのに、「消費税アップに“理解”」というのが5割以上いる(らしい)ですね(笑)・・・逆に、これはかなり「実数字」が悪いということを示しているとも見ることができます。つまり「増税賛成が5割」という世論(アンケート)調査でさえも、政権支持が3割にするのがせいいっぱい。ということは、普通に置き換えれば、内閣支持率は2割を切っているのでしょう。 普通の感覚なら、「増税はノーだけど、他の分野では良いところもある」となるでしょう。 でも、我が国(の大手マスコミの“調査”では)全く逆に、「増税はイエス、でも政権はイヤ」という数字になる。 まぁ、数十年前に「戦争批判は非国民」「欲しがりません勝つまでは」と国民を煽った組織のままだから・・・ 以前、小泉郵政解散のあと、マスコミが大キャンペーンを張っていた頃、印象に残っているのが、竹中大臣がテレビや選挙運動で、 >郵政民営化が、カイカクの一丁目一番地。 >郵便局が民営化したら、今の我が国の問題が全て解決するんです!! こう“絶叫”していました。 「その後」の推移を見て来た私たちのうち、一人でも「郵政民営化」によって、例えば「雇用」が「不景気」が「家庭問題」が、竹中大臣の約束したように「良い方向に向かった」ようなことがあったでしょうか? まず、郵便局の民営化によって、むしろ閉鎖されて不自由になったり、それまであった設備が無くなって、むしろ郵便局を利用したい時に「不便」になったという声のほうを多く聞くようになっただけです。 だからこそ、「竹中平蔵はウソツキ」などという、批判の声が出たりするのだと思います。 挙げ句に、もうすでに一部では破綻が明らかになっていたサブプライムローン問題が深刻になっていた頃に、「ニッポンの作り方」という番組で、 >そこで今回、ニッポンの作り方として、“ 民営化された日本郵政はアメリカに出資せよ”とぜひ申しあげたい。 と、要するに「破綻の穴埋め」を我が国の郵貯でまかなうのが良いと言っていました。 (これも、「その後の推移」を知っている私たちから見れば、この竹中という人物の主張が、いかにわが国にとって害が大きいかということが良くわかる例です。) どうも、菅総理は口先だけの「キャッチフレーズ」で人気者になれるという安易な「下に流れる」という思い込みからは抜けられそうにありません。 これは、「長い野党生活」で染み付いたのでしょう。 まぁ、当時の大臣を「未納三兄弟」と攻撃していたら、地元の役所の「チョンボ」で、自分が「未納」を指摘されて民主党代表を辞任して、マスコミを連れて「お遍路」に出て、しかも地元の人から「お遍路やるなら、最後までやれよ!」と批判される始末。 「年金未納」で、マスコミに釈明しても、それは報じてもらえず代表を辞任したら、さらっと武蔵野市役所が「こちらのミスでした」と言う。 要するに、菅直人という議員を陥れるためのものだったこと。さらにマスコミも「分かっていて」追い落としに加担していた。 どうも、このような「過去の体験」が活かせてないというか、マスコミとの「ほどほどの距離」を持てないというのは、菅総理の個人的な資質の問題としてあるようです。 (裏を返せば、菅総理の「キャッチフレーズ」そのものを盛り上げる気も、マスコミには無いということだけは確かなのです。) マスコミ(や、既得権益勢力)が菅政権に期待しているのは「小沢追い落とし」で使えそうだからという部分だけ。 小沢さんを離党でもさせれば、一瞬「捏造世論」で喜ばせて、すぐに「批判報道」を始めるでしょう。 まぁ、この半年で一つ収穫があったのは「一途(小沢)」と「頭が固い(菅・岡田)」とは全く違うんだなぁということでしょうか(笑) 「頭が固い」人は、きっと「未納三兄弟」で攻撃している自分が、まさか足をすくわれるという「可能性」など考えないのでしょう。 だから、野党(の代理と名乗る人物)が、小沢を離党させれば「協力を約束する」という言葉を信じて疑わない。 「政治」の世界なのに・・・
by mojo_on
| 2011-01-19 11:00
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