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2009年 04月 02日
麻生(現)総理と、小泉(元)総理、この両者の一番の違いは「解散」に対する、その後の行動だと思います。
郵政選挙の当時、小泉氏は与党内も世間も「解散できっこ無い」というムードが多い中、あえて郵政法案を『参議院で』否決させて(難くせをつけるように)『衆議院を』解散しました。それをマスコミの「刺客騒動」などを連日報道するという助けを借りた、いわゆる「B層ウケ」を狙うという戦略が、まんまと当たったと言うべきでしょう。・・・個人的には、この『解散』は憲法違反だと今でも思っていますが。 対して麻生総理。 昨年、福田総理の突然の辞任によって、与野党も国民も「現状のねじれの解消」のためには、早期解散が必要だというムードが支配的な中で(政権のたらい回しという批判もあったが)麻生政権が生まれ「解散して、信を問う」と、勇ましい言葉で登場したにも関わらず、想定外の『経済危機』に便乗する形で、解散先送りをしました。 ・周囲の「やれっこない」の声を無視して、解散を「実行」した小泉元総理 ・自分で「解散のための内閣」と言ったにも関わらず「解散しなかった」麻生総理 麻生内閣の支持率低下の大きな原因は「裏切り」とともに「頼りない」と映ったからだと思います。 「B層ウケ」が、果たして良いかどうかとは別にしても、民主党の『危機的状況』が起きても、内閣支持率が大して回復しなかった今回の一連の流れは、むしろ自民党にとって深刻な課題を突きつけたとも言えます。 「与党議員も同じなのに」「野党だけ」などの問題点が提起されるとともに、次第に民主党の『初期の不信感』が解消され、むしろ「ガンバレ」という声が大きくなってきているように、小沢さんの「一貫している」という態度も、郵政解散の小泉氏同様、支持率を上昇させられる要因だということです。 ということで、 『5月解散論』じわり戦闘モード 民主、補正で対抗再始動 ttp://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/scope/CK2009040202000048.html ーーーーーー 山岡賢次国対委員長は一日の党会合で、二〇〇九年度補正予算案の審議に野党が抵抗すれば、衆院解散に踏み切ることもあり得るとした麻生首相に対し、「首相は大見えを切った。ぜひやっていただきたい」と挑発。同予算案の早期採決には応じず、徹底審議で政府与党を追及する可能性を示唆した。 ーーーーーー 当然ですが、徹底抗戦するべきでしょう。 自民党は攻撃ネタとしては、「政治とカネ」を言いたいでしょうが、自分たちも森元総理や尾身大臣などの『当事者』を抱え、しかも検察に「お目こぼし」してもらっている立場なのだから、逆に「人のことを言えるのか?」という状況です。 「解散も辞さない」としたのに「今回“も”解散しなかった」 となれば、麻生総理は郵政解散当時の小泉氏との「B層ウケ」の差が、ますます開くことになると思います。 今回、マスコミ総動員で「民主→自民」にB層票を移動させようとしたけど、結局『政治不信票』を増やしただけ。さらに、マスコミの報道に「おかしさ」を感じる人を、むしろ増やしたことで、今後「選挙公報」では、何をやっても >裏で、自民党が糸を引いているのでは? という、疑いを持ってテレビなどの報道を見る人が多くなるということです。 「またまた解散できなかった」よりは「今回は、本当に解散した」となれば、就任直後に「逃げた」と思って離れてしまった票を、多少は取り返せるかもしれません。 ちなみに・・・ 私は昨年10月頃から「麻生政権は、任期満了まで解散できない」という『分析』をしています。これは今も変わりはありません。 (小沢代表の事件が起きた現在でも)それを『変更する』ほど、与党にとって状況を好転する要素が見当たらないということです。(つまり、解散できない状況は変わっていないということです。)
by mojo_on
| 2009-04-02 15:34
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